大和ハウス工業は、ニューノーマル時代を見据えた住まい提案第二弾として、「抗ウイルス・きれい空気提案」を、11月より開始すると発表した。

昨今、新型コロナウイルス感染症の影響で感染症予防のための衛生意識が高まっている。

厚生労働省は、新型コロナウイルス等の微粒子を室外に排出するためには、こまめに換気を行い、部屋の空気を入れ換えることが必要と提言している。

そのような中、同社では「抗ウイルス」と「換気」に着目。床や壁、天井、家具、カーテンにいたるまで、家中まるごと抗ウイルス化する「吸着性光触媒コーティング」と、換気と空気清浄ができる「空気浄化ef(イーエフ・excellent fresh)」を組み合わせた、「抗ウイルス・きれい空気提案」を開始する。

家中まるごと抗ウイルス化する「吸着性光触媒コーティング」は、同社と奈良県立医科大学、MBTコンソーシアム、キャンディルが、ウイルスに対する99%以上の抑制効果を共同で検証・確認したコーティング材。

床や壁、天井、家具、カーテンにいたるまで、家中まるごとコーティング材を吹き付け、家中のウイルスを抑制する。

ウイルス等の有害物質を常時吸着する「アパタイト」と、光に反応する光触媒作用をもつ「二酸化チタン」を組み合わせた「アパタイト被覆二酸化チタン」が24時間働き分解し、太陽光や蛍光灯、LED照明などを当てることで、抗ウイルス効果を発揮。防カビや防汚、消臭にも効果を発揮するという。

また、食品衛生法の基準に基づいた検査もクリアしているため、子どもに対しても、安心なコーティング材となっている。

「空気浄化ef」は、室内に浮遊する汚染物質をフィルターでキャッチする、同社オリジナルの天井埋込形空気清浄装置。

高い洗浄度が要求される、病院の集中治療室やクリーンルームでも使われ、ウイルスに対する捕捉性能も期待される「HEPAフィルター」を搭載。

通常のフィルターでは取り除けない水蒸気などを急速に排気するとともに、部屋に漂う嫌な臭いを強制排気・強力脱臭することで常に室内の空気をクリーンに保つ。

また、LDKのニオイや湿度を検知すると、自動で換気回数を増やす機能も搭載。あわせて、発生させたイオンにより、カビ菌などを抑制し、きれいな空気環境も保つという。

「空気浄化ef」で空気を動かし、「吸着性光触媒コーティング」にウイルス等が触れる機会を増やすことで、より抗ウイルスできれいな空気環境を実現し、ウイルスや菌の繁殖を抑えるとのことだ。

当社は、変化していく家族のカタチにあわせて多様な住まい方を提案する「ニューノーマル時代を見据えた住まい提案」を展開しています。

同プロジェクトの第一弾として、6月1日、快適に在宅勤務ができるテレワーク提案「快適ワークプレイス」、「つながりワークピット」の提案を開始。

今後も、エリア・世代・家族構成など、それぞれの家族がもつ特性に合わせた、ニューノーマル時代の住まい方提案を順次展開していくとしている。