東京海上ホールディングスは、米国インシュアテック保険会社「Lemonade, Inc.」(以下、レモネード社)との戦略提携の検討を開始したことを発表した。

その第一弾として東京海上日動火災保険がレモネード社の再保険プログラムに参加することを決定したという。

レモネード社は、あらゆる業務プロセスをデジタルやモバイルで完結させる前提で設計し、テクノロジーを高度に活用しているインシュアテック保険会社。

例えば、マンション入居者等の家財保険の加入において、モバイル経由で保険加入は最短 90 秒、保険金支払いは最短3分というビジネスモデルを構築している。

同社はレモネード社との戦略提携により、同社が有する以下のような技術について、グループ内で活用を進めていくとしている。

・顧客満足度の高い CX(顧客体験)や UI(ユーザーインタフェース)を実現するテクノロジーやデザイン力
・外部データを積極的に活用した迅速かつ精緻な引受判断
・人工知能を活用した迅速な保険金支払い

同社は今回の提携で、アフターコロナを見据えたビジネスモデルを研究、模索することとし、その提携の一環としてレモネード社の再保険プログラムを引き受けることを決定したとのことだ。

今後、今回の提携を通じ、同社が有する最先端テクノロジーの研究と協業の検討を進め、アフターコロナの消費者意識の変化や行動変容を見据えて、ユーザーへ高品質の商品・サービスの提供を目指していく方針を示している。