日本IBM・JTB、デジタル変革パートナーシップ包括サービスに関する契約を締結

日本IBMおよびJTBは、2020年9月30日にデジタル変革パートナーシップ包括サービスに関する契約を締結。

同サービス契約を進めるにあたり、両社は関連当局の承認を得ること等の条件充足を前提に、2021年4月を目処にJTBの完全子会社であるJTB情報システム(以下、JSS)の合弁会社化を行う予定であると発表した。

日本IBMとJTB、JSSは、同サービス契約を通じて、それぞれの強みである、JTB、JSSの旅行業界における強力なネットワークと旅行業務に関するアプリケーションの経験と知見および日本IBMが提供可能な最新テクノロジーと豊富なITプロフェッショナル人材を融合させることで期待できるシナジー効果により、テクノロジーを活用したビジネス価値向上と、ビジネスを支える高品質なIT基盤の提供を包括的に実現していくとしている。

日本IBMは、顧客のデジタル変革を推進するパートナーを目指しているという。

ハイブリッド・クラウドやAIなど新たな技術が導入され、IT環境における変革が加速している中で、JTBとの協業を通じて、デジタル時代の新たなIT変革モデルを確立していく予定としている。

また、この融合により、日本IBMは、旅行運輸業界のITサービスにおける更なる変革のリードと実現を目指すとのことだ。

一方JTBは、今般のウィズコロナの事業環境において、新しい交流時代を切り拓くため、デジタル基盤の上に従来培ってきたヒューマンの強みを融合させ、外部との積極的な協働を加速することによって、顧客へのソリューションサービスの提供力を飛躍的に向上させることを目指すとしている。

今回の協業により、日本社会や業界全体の活性化と持続的な成長に貢献していくとのことだ。

同サービス契約では、そうしたJTBの基本戦略の一環として、日本IBMとの協業による最新テクノロジーとノウハウによる競争力のあるデジタルビジネスの推進と安定的なシステム運用サービスの両輪の実現を目指す。

また国内外を含む様々な企業に対してITサービスを提供してきた日本IBMとの協業により、現在のIT業務に従事する人材のさらなる専門性向上とJTBのデジタルビジネスを支える新たなフィールドへの挑戦と活躍機会の拡大を図っていくとしている。

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