ディズニーランド・パリは、環境管理への継続的な取り組みの一環として、ヨーロッパで最大のソーラーキャノピー工場の1つを段階的に開発することを発表した。

この太陽光発電所は、Urbasolarと共同で開発され、年間750トン以上のCO2の温室効果ガス排出削減に貢献するという。

技術的には、リゾートの17%に電力を供給するのに十分な再生可能クリーンエネルギーが得られ、これは、小都市の年間エネルギー消費量に相当するとのことだ。

同プロジェクトは、二酸化炭素排出量の削減に向けた取り組みの1つのステップであり、水資源を節約し、野生生物の減少を逆転させながら、温室効果ガスの純排出ゼロと廃棄物ゼロを達成するという長期目標に向けたグローバルな取り組みの一環であるとしている。

太陽光発電所は7月に建設を開始し、2023年に完成する予定であり、2021年春に第1段階の節目となるという。

なお、ソーラーパネルは合計で67,500枚使用。17ヘクタール(42エーカー)の太陽光キャノピーをカバーし、年間31ギガワット生産するという。

さらに同社は、新工場は太陽光や雨、雪からゲストを遮るだけでなく、完成すれば、ディズニーの魔法のヒントを得られるとしており、夜はミッキーマウスの頭の形をしたセクションが照らされるとのことだ。

また、地熱エネルギーは、Villages Nature Parisにある革新的なプラントの結果として、すでにディズニーランド パリ パークとディズニーランドホテルの両方に供給されている。

自然に発生する地中の熱や蒸気を利用して、施設の衛生的な温水や暖房システムの暖房ニーズを賄うのに役立っているとしている。