歌って会話するロボット ヤマハが開発 来春発売へプロトタイプを公開

Charlie

ヤマハは、言葉をメロディにのせて会話するコミュニケーションロボット「Charlie(チャーリー)」のプロトタイプを開発したことを発表した。

Charlieは、歌でユーザーとコミュニケーションをとる、“うたロボ”。

同社が持つボーカロイド技術や自動作曲技術等を活用し、ユーザーが話しかけると、ミュージカルのように「おはよう」や「ありがとう」等の言葉はもちろん、普段の相談事や雑談等もメロディにのせて返答するという。

歌で返答することによって、ユーザーの気持ちをリラックスさせ、心を緩めるようなコミュニケーションができることを特徴としている。

こうしたコミュニケーションを通して日常生活の中での「聴く」「演奏する」以外の「音楽との新しい関わり方」を提供するとのことだ。

また、Charlieには性格があり、ユーザーの問いかけに素直に答えるだけでなく、時には前向きにユーモアを交えたりしながら、自らの意思を持って返答する。

人が近づくと、Charlieから自発的に話しかけることもあるという。

Charlieが発する言葉の内容と、約30種の音楽ジャンルに基づいた曲調は連動しており、例えば明るく楽しい雰囲気の会話ではアップテンポのポップス、のんびりとした会話ではスローテンポのボサノバ調など、言葉と曲調でCharlieの感情が表現される。

2021年春の発売を目指して、10月27日よりモニター募集を開始し、12月に抽選で選ばれた約30名による1ヵ月程度の製品モニターを行う予定としている。

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