OKIは、群馬銀行の協力を得て、画面に触れることなくタッチパネルを操作することができる「ハイジニック タッチパネル（TM）」を使ったATMの実証実験を10月23日より群馬銀行藤岡支店で開始したことを発表した。

「ハイジニック タッチパネル」を搭載した
群馬銀行 藤岡支店のATM

群馬銀行の新型コロナウイルス感染防止への取り組みの一環として実現したもので、「ハイジニック タッチパネル」のATMでの実証実験は初めてだという。

ハイジニック タッチパネルは、従来、画面に指を触れていたタッチパネル操作を、非接触で行えるようにしたもの。

ATMの操作画面に実装した特殊なタッチセンサーにより、利用者は画面の数cm上に指をかざすことで操作ができるため、画面に触れることなくATMでの取引をすることが可能になる。

群馬銀行は、ウィズコロナ時代においても利用客が安心してATMを利用できる環境づくりを目指しており、今回の実証実験はその一環として行われる。

実証実験では、同行藤岡支店のATM1台に「ハイジニックタッチパネル」を搭載し、来店客に利用してもらい、操作感や取引ボタン選択のしやすさ、画面とタッチセンサーの距離が適切かどうかなどをヒヤリングして確認する。

OKIは群馬銀行との実証実験での結果をふまえ、ハイジニックタッチパネルの操作性をさらに向上させ、商品化を進めていくとのことだ。

今回の実証実験は、11月20日まで実施する予定。

同社は、金融機関以外にも、流通・小売・飲食業界や医療業界など、セルフサービス端末を導入しているさまざまな業界・分野にこうした取り組みを拡大し、ニューノーマルで求められる「無人化・非接触・非対面」を支えていく方針を示している。