ミニストップは、職域内マイクロマーケットでの新たなサービス「MINISTOP POCKET(ミニストップ・ポケット)」を開始すると発表した。

“MINISTOP POCKET”は、マイクロマーケット専用に開発したセルフレジを利用し、職域(職場)内設置を可能にした「極小CVSユニット」。

ミニストップが開発したパッケージ(セルフレジや商流)をパートナー企業が展開可能な職域内に設置し運営を行っていくとし、同社は、“MINISTOP POCKET”を通じて、働く人々にコンビニの利便性を提供することで職場内での快適性を高めていくとのことだ。

MINISTOP POCKETサービスの概要は以下。

  • セルフレジを使用し24時間利用可能
  • 小さな場所でも簡単に設置可能(1坪から設置可能)
  • 現金を使用しないキャッシュレス決済
  • コンビニ商品を職場内で購入できる(日配品、免許品やサービスを除く)

MINISTOP POCKETは、これらシステム(セルフレジ決済からオペレーション)、商品、物流、運営マニュアルまで一括でサービスを提供。

また、MINISTOP POCKETパッケージは以下。

  • セルフ販売向けのシステムの提供
    • セルフレジ決済から運用に必要な作業システム、MDシステム、会計システムを順次開発していくという。
  • 豊富な品揃え
    • イオンやミニストップのPB商品からトップブランドのNB商品まで立地・商圏に合せた品揃えを提案。
      安心・安全で多彩な品揃えとオフィス向け商品の開発にも寄与し、オフィス向けの品揃えとして100~120SKUを常時品揃えする予定であるとのこと。
  • ロケーションに合せて設置可能
    • オフィス、工場、配送センター、病院、コールセンター、会計センター等各種事業所の職域(職場)内を中心に展開。
  • パートナー企業との協業体制
    • B to E (Business to Employee)向けのサービス提供で各種事業者と協業して展開を強化。
  • 設置先は初期費用がかからずサービスが利用可能

また今回、同社は、ユニマットライフと提携し展開を開始。

両社は、マイクロマーケット事業で協業をしていくことに関して基本合意し、職域内でのマイクロユニットの設置および運営について両社が持つノウハウとスケールメリットを活かした協業の取り組みを行っていくとしている。

具体的には、ユニマットライフが、自社展開している営業先を活用しマイクロユニットの設置と運営を行い、ミニストップは、商品と各種システム(無人決済レジシステムおよび運営に関するシステム)を開発、提供。

互いの持つ強みを活かし、職域内でのマイクロマーケット市場の共同開発を目指し、両社既存事業への寄与と向上に必要とされる事項を検討していくとのことだ。

なお、協業開始は2020年11月より順次拡大。2021年度に1,000か所設置を目標としている。

ミニストップは今後もパートナー企業と提携し、共同で展開を図っていくとのことだ。