JFEエンジニアリング、IHI、日本ガイシ、エイブルの4社は、東京電力ホールディングスの福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所内での廃炉事業における共同提案の実現に向けて、具体的協議を開始することを合意した。

この合意は、得意分野が異なる4社が保有するノウハウやリソースなどを相互に活用することで、事業の効率化と顧客へのサービス品質の向上を目指すもの。

多様な廃棄物処理設備を建設からオペレーションまで手がけることを得意とするJFEエンジニアリング、高レベル放射性廃棄物処理プロセスに強みを持つIHI、低レベル放射性廃棄物処理プロセスに強みを持つ日本ガイシ、廃炉事業への積極的な取り組みと地元・浜通りの復興に向け活動を行っているエイブルが協業することで、設備の建設・設置・メンテナンスまでの一貫した廃炉関連業務を後押しする提案ができるとしている。

今後、4社で協議を重ね、福島の震災復興への一層の貢献を目指して、4社の経営資源を相互有効活用した共同提案の検討を行っていくとのことだ。