カルビーは、独自の製法で“はじめカリッとあとからサクサク”の心地よい食感が楽しめる人気商品「じゃがりこ」の発売開始から、25周年を迎えたことを発表した。
この節目の年に、じゃがりこの中国での展開を本格化するという。すでに、9月より、中国向け商品として3品(「じゃがりこ 色拉味 (ポテトサラダ味)」「じゃがりこ 海苔黄油味(のり塩バター味)」「じゃがりこ 扇貝黄油醤油味(ほたてバター醤油味)」)を新発売し、今後更なるキャンペーン等の販促を強化していく計画とのことだ。
じゃがりこは、独自の製法で“はじめカリッとあとからサクサク”の心地よい食感が特長で、世代・性別を超えた幅広い層に親しまれている商品。
同社固有の技術と培ってきたマーケティングノウハウを活用し、日本国内では年間約4億個を生産し、認知率は99%の人気ブランドとして成長を続けている。
一方、中国市場は2017年から越境ECサイトで「フルグラ」を中心に販売を開始し、その後中国国内の小売店舗や一般ECサイトでも販路を拡大して成長を続けてきた。
その中でスナックは「じゃがポックル」や「Jagabee」といったブランドが先行して人気を博している。
これまでじゃがりこは、ECを中心に展開してきたが、さらなるブランドの浸透に向けて、より現地消費者のニーズに合うように味を作り込み、パッケージも新たに、満を持しての発売に到ったとのことだ。
発売にあたって、中国で実施した消費者調査では、日本で生産された高品質な国民的人気のスナック菓子との高い評価がある一方で、従来の商品について「味が薄すぎる」といった意見もあったという。
それらの結果を踏まえ、以下の点を改良したとのことだ。
・パッケージには「日本製造」の表記を目立つ位置に入れ、日本発祥の「じゃがりこ」であることがイメージしやすいデザインに。
・日本で定番の「サラダ」味にマヨネーズ風味を加えて味付けし、酸味が後引く味わいに。お湯を加えてポテトサラダとしても楽しめる。
同社は、5カ年の中期経営計画(2020年3月期~2024年3月期)の中で、海外売上高800億円を掲げている。
この目標達成に向けては、中国を含む海外重点地域でのカルビーブランドの構築、収益基盤の確立が重点課題となになるとのことだ。