Amazon.comの子会社であるAmazon Lab126は、同社がスポンサーを務めるエンジニア養成プログラム「Tech Challenge」において、金銭的な問題や、環境の問題により必要な道具がないなどの理由でプログラムに参加できない学生たちに在宅デザインキット1,000個を提供することを発表した。

Tech Challengeとは、シリコンバレーの中心部にある学生向けの科学技術センター「Tech Interactive」が毎年開催するエンジニア養成プログラム。

例えば今年の課題「The Ultimate Upcycle」では、段ボールを便利でまったく新しいものに変えるなどの課題が与えられる。

同社は今回、新型コロナウイルスの影響により、同プログラムが全てオンラインで開催されることを受け、保護メガネ、電気テープとマスキングテープ、ひも、穴あけ器、カナリアカッターなどのアイテムが含まれる在宅デザインキットを脆弱なコミュニティに属する学生たちのために1,000個提供するとした。

なお、提供されるキットはすべて、ボーイズ&ガールズクラブオブアメリカやブレイクスルーシリコンバレーなどのコミュニティパートナーを通じて配布されるとのことだ。