豊田通商のグループ会社であるToyota de Angola(以下、TDA)は、独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)と連携し、アンゴラ共和国で自動車整備の指導員を育成する「トヨタアンゴラアカデミー(Toyota de Angola Academy)」を、アンゴラ・雇用・職業訓練庁(以下、INEFOP)傘下のカゼンガ職業訓練センター内に開設し、10月16日に開校式を行ったと発表した。
同アカデミーは、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、INEFOPと締結したMOUに基づき設立された。
アンゴラでは、自動車のメンテナンスや修理のための技術を備えた自動車整備士が不足しており、同アカデミーでは、今後3年間にわたり、INEFOP傘下の職業訓練センターに在籍する自動車整備の指導員20名に対し、自動車整備士を育成するための技術指導を行っていくとのことだ。
技術指導は、TDAとJICAが協力して実施。
TDAの熟練トレーナーによる技術指導と、JICAが半世紀以上にわたり技術協力を行ってきた、ブラジルの全国工業職業訓練機関(SENAI)の専門家によるオンライン指導により、自動車整備・修理の中級技術を指導できるレベルの指導員を育成していくとしている。
同アカデミーで育成される指導員が、さらに多くの自動車整備士を育成することで自動車メンテナンスの質を高め、アンゴラの安全で快適な自動車社会の実現に寄与するとのことだ。