デサントが、ライフスタイル提案型直営店「DESCENTE BLANC」を中国に初出店すると発表した。

デサントは、2019年に策定した中期経営計画に基づき、「アジアへの集中」とりわけ中国マーケットでの展開強化を進めている。

中国展開における核となる「デサント」ブランドは、中国の最大手スポーツメーカーである「ANTAグループ」(以下、ANTA)と合弁会社「デサントチャイナ有限公司」を設立して事業を推進。中国での店舗展開から4年目で約150店舗まで展開を広げ、コロナ禍で店舗休業の相次いだ今年に入ってからも昨年の売上を上回る勢いを見せているとのことだ。

同社の商品力とANTAの販売力の相乗効果で、ハイクオリティなプレミアムスポーツブランドとしての認知も定着した中で、更にブランド価値を高めるために日本で展開しているライフスタイル提案型の直営店「DESCENTE BLANC(デサント ブラン)」を、今回、中国に初出店するという。

「DESCENTE BLANC」はモノの本質を理解する都市型生活者の男女をターゲットに、スポーツブランドが考える心地よいライフスタイルを提案する日本で開発した業態。

“水沢ダウン”を代表とする、スポーツウエアの持つ機能性と研ぎ澄ましたデザイン性を融合したコレクション「デサントオルテライン」を展開の核に、2015年より首都圏および地方主要都市に出店しているという。

今回出店する「DESCENTE BLANC 北京」は、北京でもファッション感度の高いユーザーが集まる屋外型ショッピングモール「サンリートンビレッジ」に10月1日にプレオープン、10月31日にグランドオープンするとのことだ。

日本の「DESCENTE BLANC」と同じ内装・什器で展開し、「デサント オルテライン」をはじめ、「デサント ポーズ」など、全て日本からの商品を販売するとしており、デサントブランドが培ってきたクラフトマンシップやブランドの世界感を伝えることで、ブランドイメージの向上を図り中国でのビジネスの拡大に引き続き注力していくとしている。