ソフトバンク、高齢者・障がい者施設に唾液PCR検査を提供 東京都と連携

ソフトバンクグループの子会社である新型コロナウイルス検査センターとソフトバンクは、福祉施設における検査の実施に係る協定を東京都と締結し、都内800以上の特別養護老人ホームや障がい者支援施設などの利用者および職員を対象とした唾液PCR検査を、2020年11月から2021年3月末まで提供すると発表した。

新型コロナウイルス検査センターは、千葉県市川市の国立研究開発法人 国立国際医療研究センター国府台病院内にある新型コロナウイルスの唾液PCR検査を行う専用施設「東京PCR検査センター」を拠点に、1回の検査当たり2,000円(税抜き、配送料・梱包費などを除く)の実費負担だけで、希望する法人や自治体に唾液PCR検査を提供している。

これまで、東京都などと連携し、東京の竹芝客船ターミナルと小笠原諸島の父島を結ぶ貨客船「おがさわら丸」の乗船者を対象に唾液PCR検査を試験的に運用してきた。

また、ソフトバンクグループの従業員ならびに関係者、福岡ソフトバンクホークスやB.LEAGUE、V.LEAGUEの選手などを対象に唾液PCR検査を実施しているという。

今回の取り組みでは、無症状の施設の利用者や職員に対する唾液PCR検査の実施を推進し、施設内における感染の疑いがある方を早期に発見できる体制を構築する。

そして施設内での感染拡大を防止するとともに、職員が安心して業務に従事できる環境を整備するとのことだ。

新型コロナウイルス検査センターは、東京都が公募した「福祉施設における検査の実施に係る協力事業者」に選定され、唾液PCR検査の実施と検査結果の通知などを行う。

ソフトバンクは、各福祉施設に検査の流れや配送方法の説明をする他、各施設での検査に付随する業務支援を社会貢献活動の一環として実施する。

新型コロナウイルス検査センターとソフトバンクは、スクリーニング検査として唾液PCR検査を低価格・高頻度で多くの方々に提供していくことで、無症状者の早期発見による新型コロナウイルス感染症の拡大防止に取り組み、経済活動の早期正常化に貢献していくとのことだ。

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