イオンのディスカウントストア事業(以下、DS事業)を担うビッグ・エーは、2021年3月1日を効力発生日として、首都圏におけるDS事業の強化を目的に、同じくDS事業を担う、アコレの店舗事業を吸収分割により承継すると発表した。

イオンは、DS事業をグループの新たな成長戦略の柱と位置づけている。

子会社であるビッグ・エーとアコレは、それぞれが首都圏において事業を展開してきたが、新型コロナウィルス感染拡大による新しい生活様式の常態化と働き方の変化、節約志向の高まり、価格競争の激化など、経営環境の変化に対応するために、首都圏における小型のDS事業のドミナンスを加速し、新たな成長戦略を築くことを目的に経営統合することにしたとのことだ。

利用者に支持される圧倒的な価格を実現するために、両社が一体となることで、商品仕入の集約、物流の統合、物流と連動したローコストオペレーションの水平展開、本部機能の集約など、ローコスト経営の実現に取り組み、2025年度には首都圏におけるDS事業の確立と成長にむけて、500店舗体制を構築するとしている。

事業再編の内容については、2020年10月21日ビッグ・エーとアコレで吸収分割契約を締結、2021年3月1日、分割予定日(効力発生日)となる。