NTT東日本、横須賀市の地域活性化を目指した連携協定を締結

横須賀市、NTT東日本 神奈川事業部、NTTe-Sportsは、横須賀市の地域活性化を目指した連携協定を締結することを発表した。

具体的には新たなスポーツ(都市型スポーツやeスポーツ)の定着によるコミュニティの形成、観光活性化に向けたインフラ整備による観光、周遊の促進、市民の生活利便性の向上と経済の活性化を軸に連携を推進していくという。

また、同提携による取り組みを通して、「音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」の発展を推進することで、子供たちがさまざまな体験をし、色々なことにチャレンジできる土壌を醸成していくと共に、インフラ整備による観光周遊の促進や、施設や公共システムのDX化等幅広い施策に取り組んでいくとのことだ。

横須賀市は、「音楽・スポーツ・エンターテイメント都市」の発展を推進。

特に観光の取り組みとして2018年にはスマートフォンゲームの世界的イベント「ポケモンGOサファリゾーン横須賀」、2019年にはアニメ『ワンピース』20周年×YOKOSUKA×KEIKYU120周年コラボイベントを開催するなどアニメなどのサブカルチャーを活用した観光周遊に力を入れてきた。

また、スポーツの分野では、横浜DeNAベイスターズのファーム施設の新設や、横浜F・マリノスの練習拠点整備など積極的なプロチームの誘致等を行ってきている。

この度、新しい取り組みとして2020年東京五輪で競技追加された話題のBMXやスケートボード等の「都市型スポーツ」および2019年の茨城国体では文化プログラムに採用されたほか、経済効果や集客拡大等による期待が高まる「eスポーツ」に取り組むことにしたとしている。

一方、NTT東日本も、横須賀市の取り組みに賛同し、高品質で安定した通信ネットワークやICT技術を軸に、観光客や市民の利便性向上を目的として世界三大記念艦三笠や商店街へ「Yokosuka-Free-Wi-Fi」の構築を実施。

こうした背景を踏まえ、横須賀市の新しい取り組みにあわせ、これまで提供してきた光回線通信やWi-Fi、LPWA等の無線ソリューションに「ローカル5G」、更には既存アセット活用も加える形で、今後も横須賀エリアの地域ニーズにあわせたソリューションを提供していくという。

さらに、同取り組みをより拡大・推進するために2020年1月に設立したNTT東日本グループのeスポーツの専業会社であるNTTe-Sportsも参画。

新しいスポーツによるコミュニティ拡大、観光促進に加えて、市民の利便性向上の3つの軸で幅広い取り組みを開始すべく、連携協定を結ぶことになったとのことだ。

今後の予定として、まずは新たなスポーツを広めていくために、拠点の開設準備や各種イベント(昨今の状況を鑑み、オンラインも積極的に活用予定)を開催。

また、スマートフォンで多言語情報を取得するためのNFCタグ整備とコンテンツ配信、クーポンのデジタル地域通貨での発行などに取り組んでいくとのことだ。

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