ティールテクノロジーズは、10月より、飲食業界のDXを進めるために、飲食業界初のSaaS型多店舗管理BIツール「TEAL BI」の正式提供を開始するという。

TEAL BIは、トップダウン型経営で権限を本部に集中させてきたのを、データを店舗で共有することで、店舗ごとの現場の経営力アップを目指すためのツール。

毎日速報値として、売上、社内順位、客単価の昨年対比、月次売上累積、累積+予算=着地見込み、人件費率推移、発注原価率、理論原価率推移、などをグラフで一覧表示。

また、タブレット上で指先だけで売上を深堀して分析可能。店舗別、売上種別、年度別など、多角度で切り出すことができ、日次、週次、月次の推移表示、累積表示、トータル表示などを選べるという。

営業会議で「あの角度で分析してみてくれ」という急なフリにもその場で対応ができるようになるとのことだ。

さらにメニューごとの出数と売上の変動や累積、期間合計など、様々な角度で分析が可能。メニューの売れ行きの変化が時系列でグラフ化でき、日次、週次、月次と選ぶことができる。

さらにメニューの売れるスピードをグラフ化できるため、短期的変化から長期的変化まで気づきづらい変化に気づくことができるようになるとのことだ。

外食業界の多くの店舗はコロナ禍で厳しい環境にさらされている。業界特有の、以前のようなおおざっぱな収支管理で簡単に利益が出せる環境ではなくなったという。

現場でコントロールできるKPIを絞り込んで日次でPDCAを回さないと利益は絞り出せないが、収支が確定するのは月末締め後翌月終盤という会社も多くあるという。

同社グループでは、これまで13年半にわたって年商15億円まで飲食業を経営してきたが、日次管理は人海戦術で、エクセルなどを利用して行ってきた。

同社は一方で、これまでいろんなツールを探してきたが良いものが見当たらず、自社開発に至ったとのことだ。