宮古島で「新しい生活様式のバス」実証開始 顔認証での乗車など

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双日は、宮古協栄バス、八千代バス・タクシー(以下、八千代バス)、中央交通とともに、沖縄県宮古島市内の主要観光地、宿泊施設等を循環する「宮古島ループバス」の実証運行を実施することを発表した。

また、実証にあたっては、日本電気(以下、NEC)、プットメニューと連携し、宮古島市内のバス交通における「新しい生活様式」の導入を図るという。

同事業において6社は、近年増加傾向にある国内外からの観光客の移動利便性・回遊性の向上を図ると同時に、宮古島市民向けには特別運賃を設定し、市民のエコ意識や公共交通利用意識を高める取組も実施するとしている。

「新しい生活様式」への対応としては、乗客のマスク着用や車内の定期的な消毒等、基本的な感染症予防対策に加えて、以下の非接触型決済・乗降方式を実証導入する。

・NEC:顔認証技術を活用した乗車。
・プットメニュー:LINEアプリとの連携による、オンラインでのバスチケット販売及び決済に使用したスマートフォンを用いたチケットレス乗車。

宮古島ループバスの運行期間は、10月25日~2021年1月31日を予定している。

双日は、同じく宮古島市において下地島空港旅客ターミナル運営事業へ参画しており、同事業を通じて域内公共交通機関の利用率向上を図り観光と地域社会の共生への貢献を目指すとともに、新たなモビリティサービスの導入検討も含め、持続可能かつ安心・安全な公共交通モデルの構築に努めていく方針を示している。

なお、同事業は、宮古島における観光地や宿泊施設等を回る観光客向けの公共交通機関不足、ピーク時のタクシー不足発生等の課題改善に資する取組として、市内の主要公共交通機関であるバス交通の利便性向上および「新しい生活様式」の導入等に関する調査・検証のため、同市からの委託により実施するとのことだ。

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