ソニー・ピクチャーズ、12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト「DIVOC-12」発足

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けているクリエイター、制作スタッフ、俳優が継続的に創作活動に取り組めるように、12人の映像監督による12本の短編映画製作プロジェクト『DIVOC-12』(読み方:ディボック-トゥエルブ)を発足させることを決定したと発表した。

ソニーグループでは4月に、新型コロナウイルス感染症により世界各国で影響を受けている人々を支援するために「新型コロナウイルス・ソニーグローバル支援基金」を設立した。

DIVOC-12プロジェクトはこの基金を活用し、映像制作活動において大きな影響を受けているクリエイターたちを支援していくという。

同プロジェクトでは、クリエイターと俳優の一部を公募し、新しい表現の機会をサポート。また、各作品の制作過程において感染予防を徹底し、コロナ禍の社会における新しい映像制作方法に挑戦していくとのことだ。

なお、同プロジェクトの収益の一部は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている国内の芸術・文化活動のサポートのため、日本芸術文化振興基金へ寄付されるとしている。

プロジェクトの中核となって映画制作を牽引していく3人の監督には、『新聞記者』(19年)で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめとした主要3部門を受賞した藤井道人監督、日本のみならず世界で社会現象を巻き起こした『カメラを止めるな!』(18年)の上田慎一郎監督、第41回モントリオール世界映画祭で審査員特別大賞を受賞した『幼な子われらに生まれ』(17年)の三島有紀子監督が決定。

藤井道人監督、上田慎一郎監督、三島有紀子監督

プロジェクト名の「DIVOC」はCOVIDを反対に並べた言葉。「12人のクリエイターとともに、COVID-19をひっくり返したい。」という想いが込められているという。また、DIVOCのそれぞれの文字が表す下記の意味を軸にプロジェクトを進めていくとのことだ。

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