JALでは「Try on trips」のコンセプトのもと、家で気軽に旅の楽しさ、素晴らしさを味わうことで新しい旅先や旅先での過ごし方と出会うことを目指し、オンラインでの配信と物販を組み合わせた、“オンライン旅行サービス”のトライアルを進めてきた。

同社は今回、同サービスの展開として、サービス名称と第3弾の実施が決定したと発表した。

過去2回のトライアルにより、“オンライン旅行サービス”に対する利用者のニーズ、地域活性化の可能性について一定の検証ができたことから、サービス名称を「JALオンライントリップ」とし、今後も継続的に同サービスを展開していくという。

また、提供するサービスの特徴である、旅先のライブ映像を「見て・聞いて」楽しみながら、家に届く特産品を「食べて・匂って・触って」、“五感で”旅を楽しむ商品の魅力はそのままに、日本全国にネットワークを持つJALグループの強みを活かした、より多様な商品造成を目指すとのことだ。

なお、今回の第3弾では、「JALオンライントリップ 釧路編」の販売を開始。

東京(羽田)から釧路空港行きのフライトを仮想体験できる「JALデジタルフライト」と、釧路市の魅力を伝える現地オンライントリップを組み合わせた「JALオンライントリップ第3弾」を販売。

商品を購入した人には、同サービス専用の搭乗券や機内誌などのJALスペシャルアイテムと、いくらのしょうゆ漬けや鮭ルイベなどの釧路の特産品セットが事前に自宅などへ届く。

それらを手元に用意し、指定の日時にビデオをつなぎ、JALの添乗員の案内により2時間程度のオンライントリップを体験。

現地観光では、今注目を集める「アイヌ文化」の体験として、地元のアイヌの人と一緒にアイヌ民族の楽器である“ムックリ”を演奏したり、アイヌ文化とも深い関係を持つ、「鮭」をテーマにした釧路の魅力的な食文化体験を参加者全員で楽める内容となっているとのことだ。

JALは今後も、JAL Innovation Labを拠点に、最新のテクノロジーを活用し、利用者との新しい接点・コミュニケーションの創出に向け積極的なチャレンジを続けていくとしている。