サイバーエージェントは、ファッションブランド「KEITA MARUYAMA」の初となるデジタルショー「KEITA MARUYAMA x PITTA MASKコラボレーション・ショー」の映像制作を行い、「Rakuten Fashion Week TOKYO」にてオンライン発表されたことを発表した。

同コレクション映像は、同社子会社で3Dスキャニングから3DCGコンテンツの企画・制作を行うCyberHuman Productionsおよびオンライン動画広告の企画・制作を行う6秒企画が制作を担当したとのことだ。

今回、オンライン配信発表された「KEITA MARUYAMA x PITTA MASKコラボレーション・ショー」のコレクション映像は、「Masquerader(仮面舞踏会の参加者)」と「マスク」を掛け合わせた「MASKUERADER」がテーマ。

KEITA MARUYAMAの世界観を存分に堪能できる「オリエンタル」「フォークロア」「フェアリーテール」「パーティ」という4つの舞台で繰り広げられるストーリーを全てCGで作りあげられているという。

映像の中では、CyberHuman Productionsが持つ高精細3Dスキャンの技術を用いて制作したモデルの福士リナさんの3DCGによるデジタルヒューマンが登場。

その他にも、同社のカムロ坂スタジオにて「バーチャル撮影システム」を活用し、3DCG背景をリアルタイムに合成しながら撮影するなど、最先端のテクノロジーと撮影技術を用いて制作したとのことだ。

また、同映像制作においては、国内外のファッションを中心としたイベント演出を手がけるファッションプロデューサーのDRUMCAN Inc. 若槻善雄氏とタッグを組み、リアルなショーではなくバーチャルな空間だからこそ実現できる、最新テクノロジーとファッションが融合した新しいクリエイティブ表現を追求しているという。

新型コロナウイルス禍による社会変容により、広告・エンタメ業界などと同様に、ファッション業界においても様々な変革を求められている。

海外でも重要なコレクション発表の場がリアルからオンラインに転換され、CGなどのバーチャル表現が取り入れられ始めている中、同コレクション映像は、日本国内において、最先端のテクノロジーをフル活用し、ファッションと融合した新たなクリエイティブ表現に挑戦した先進的かつ象徴的な取り組みであると考えているとのことだ。

同社は、今後も、3DCGのスキャニング技術やリアルタイム合成・巨大LEDウォールによる撮影といったバーチャル撮影などのクリエイティブテクノロジーを活用し、広告のみならず音楽ライブやファッションショー、プロモーションイベントなど、社会が抱える課題解決に尽力するとしている。

また同時に、新しいクリエイティブ表現の可能性を追及するべく挑戦的な取り組みを積極的に行なっていくとのことだ。