社会人向けオンライン生放送学習サービス「Schoo」を運営するSchooと近畿大学はアドバイザリー契約を締結し、近畿大学内のデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)推進をスクーが専門アドバイザーとして支援することを発表した。
具体的には、スクーが約9年間積み上げてきた「オンラインでの教育・学習事業運営知見」「オンラインでの学習体験設計」「安定したライブ配信技術」を活かし、以下の3点へのアドバイスを行うという。
・教室のスタジオ化のための機材の選定や準備に関するアドバイス
・オンライン講義配信ツール・DXツールの選定における情報提供及びアドバイス
・学内全体のDX推進に関わる管理体制の構築と運営へのアドバイス等
近畿大学通信教育部でオンライン化を主導し、来年4月までに教養科目のうち20科目程度を作成、その後、外国語科目や専門科目についてもオンデマンド化を検討していく計画とのことだ。
スクーと近畿大学は2015年以降、通信教育部においてタイアップ授業の制作・配信や、学生によるスクープラットフォームの利用などで連携してきた。
今回、新型コロナウイルス感染拡大の影響で全国的に教育機関のオンライン化が急務と認識され始めた3月頃、スクーから近畿大学へ改めてDX支援の提案を実施したという。
スクーでは、同DX推進アドバイザリー契約を皮切りに、「高等教育機関・社会人教育事業者へのDX支援事業」を本格的に開始し、専用プロダクト・ソリューションも開発中で、大学・専門学校・社会人教育事業者を中心に順次提供していく予定としている。
一方、近畿大学は、通信や通学の垣根を超えた教育の提供と、密を避けるための学習環境が必須と捉え、今後の時代に適応し、デジタルトランスフォーメーションの推進を進めていく方針を示している。