ロフトワークは、富士吉田市、SARUYA HOSTELとの共同プロジェクトとして、都市と地域との関係づくりを促進するワーケーションプログラム「SHIGOTABI」を2020年11月〜2021年3月まで開催すると発表した。

同プログラムはワーケーション滞在者に向けて、樹海の森での星空ツアー、野生動物観測といった富士吉田「ならでは」の地域体験を提供するほか、映画音楽家・世武裕子氏やD&DEPARTMENT PROJECTが運営する「d47食堂」をゲストに迎えた特別プログラムを実施。

富士山麓の豊かな自然のなかで仕事へのモチベーションや生産性を高めるのはもちろん、滞在者にとって新しい発見や学び、そして富士吉田地域の深い魅力を体感できるプログラムを提供するとしている。

新型コロナウイルス感染拡大は、日常を大きく変えるとともに、働き方に対する考え方にも変化をもたらし、ソーシャルディスタンスを保ち三密を回避する過ごし方が新しい生活習慣となる中で、リモートワークや場所にとらわれないワークスタイルが広がっている。

経済のあり方も東京一極集中が見直され、個人単位では地方移住や二拠点生活、企業によっては本社機能を地方に移転する動きが始まっているという。

そこで、富士吉田市とロフトワーク、SARUYA HOSTELは、都市からの滞在者と地域がより深く関わり合い、持続可能な関係性を創出するためのワーケーションプログラム「SHIGOTABI」を企画および実施に至ったとしている。

SHIGOTABIは、ワーケーションを「旅するように働くこと」として捉えているとし、SARUYA HOSTELをはじめとした、モダンにリノベーションされた3つのゲストハウスが豊かな自然を体感できる快適なワークスペースを提供。

さらに、好奇心や創造性を刺激する様々なアクティビティやプログラムを用意することで、滞在者が自身の意思で「地域の楽しみ方」を発見することをサポート。「仕事」と「旅」を主体的に楽しむことを後押しするとのことだ。

また、食、芸術、仕事、さまざまなテーマのイベントを5か月間で開催するという。

2020年11月から2021年3月の期間で、富士吉田を訪れるきっかけを提供する「SHIGOTABI ミートアップ」を運営。さらに、地元のユニークな催しを「SHIGOTABI エトセトラ」で紹介するとのことだ。

イベントの開催時期に合わせて滞在予約をするのも良し 、滞在中に好きなイベントにエントリーするも良し、滞在者の目的に合わせて、自由にワーケーション体験をアレンジ可能であるとしている。

この「SHIGOTABI ミートアップ」は、富士吉田に訪れるきっかけを提供するプログラムで、イベントと宿泊プランをセットで予約できる。月ごとに異なるイベントを企画しており、D&DEPARTMENT PROJECT「d47食堂」がプロデュースする富士吉田の食材を活かした食体験イベントや、映画音楽作曲家として世界的に活躍している世武裕子氏による作曲ワークショップなどを開催。

ほかにも、富士山眺望登山ツアー、山岳アスリート・松本大氏の富士登山競走攻略教室といったイベントを実施予定とのことだ。

なお、SHIGOTABIのワークスペースは、古民家や御師住宅などをリノベーションしたゲストハウス。コワーキングから会議室まで、幅広いワークスペースを用意しており、アトリエや閑静な寺といった特別な環境も利用可能であるという。

豊かな自然を身近に感じてリラックスしながら、仕事に集中できる環境が揃っているとのことだ。