渋谷区とWeWork Japanは、10月15日に協力・連携を行う覚書を締結したことを発表した。

渋谷区が提唱する「渋谷区スタートアップ・エコシステムの形成」及び、渋谷区とWeWork Japan 合同会社が共有する「新時代の柔軟な働き方とイノベーションの創造から生まれる区民及び区で働く人のクオリティ・オブ・ライフの向上」という将来像の実現するため、以下5つの取り組みを実施するという。

  1. 国内有数のスタートアップ・エコシステム形成拠点都市への成長に関すること
  2. 区内における「新時代の働き方」の推奨、実践及び普及に関すること
  3. 区内における働きやすさ、住みやすさ及びコミュニティーの多様化の向上に寄与する支援及び活動に関すること
  4. 前3号に関連し有益な機会をもたらす情報交換及び交流の促進に関すること
  5. 前各号に掲げるもののほか、相互に協力することが必要と認められること

渋谷区 長谷部健区長は、「渋谷区の国際化、新たなイノベーションの創造および新時代の働き方の推進に、世界の各都市に拠点を持つWeWorkとの連携が大いに寄与することを期待しております。」とコメントしている。

また、WeWork Japan 最高経営責任者 佐々木一之氏は「まず初めの取り組みとして、渋谷区職員と渋谷区が採択するスタートアップのイノベーション創出の場として、WeWork渋谷スクランブルスクエアのワークスペースの一部を活用いただくこと、また、今後、渋谷区との共催イベントを企画していけることを、大変嬉しく思います。」と述べている。

両者は、国内のスタートアップが多く集まるビットバレーとして知られている渋谷において、今後も官民ともにニューノーマル時代の働き方を支援するために、連携していく方針を示している。