「渋谷スクランブルスクエア」15階の共創施設「SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)」(以下、QWS)は、QWS内で活動するプロジェクトチームCreators’ Hubとともに、3Dプリンターやレーザーカッターなど、QWS内の設備を活用して開発した新しい形状の「制帽装着型アイシールド」を、東急渋谷駅、JR渋谷駅、東京メトロ渋谷駅に配備すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大終息の兆しの見えない状況の中、インフルエンザの流行の季節を迎える。駅係員は近距離での接客の機会があることから、マスクやフェイスシールドを着用して勤務をしているが、マスクのみでは眼からの感染を防ぐことができない。

一方で、現在流通しているフェイスシールドは、鉄道従事者にとって、日常の業務の妨げになることもある形状のため、感染予防機能を果たしながら、業務の支障となる装着負荷の軽減を実現する「制帽装着型アイシールド」の開発を行ったという。

8月から実施した男性用制帽に装着するアイシールド試験導入の結果を受け、女性用制帽装着型アイシールドを配備。

これにより、3社の渋谷駅に勤務する駅係員が「制帽装着型アイシールド」を着用して勤務することが可能となるとのことだ。

装着負荷を軽減し、長時間の装着を可能にする機能性と審美性を追求することで、駅係員の安全の確保と、利用客への安心感の提供を目指すとしている。

今後は、3社の渋谷駅のみならず、駅係員や利用客の要望に応じ、そのほかの駅での展開も検討予定とのことだ。