LINEとエムスリーの共同出資により設立した合弁会社であるLINEヘルスケアは、医薬品のグローバルリーディングカンパニーであるノバルティスと循環器代謝疾患においてパートナーシップ契約を締結したと発表した。

LINEヘルスケアは、LINEの国内月間利用者数8,400万人のユーザーベースと、m3.comにおける日本の臨床医の約9割にあたる29万人以上の医師会員、日本の薬剤師の半数超にあたる19万人以上の薬剤師の会員基盤に加え、日本最大級の医療総合メディア「QLife」や医師相談サービス「AskDoctors」などの一般生活者向けソリューションを展開するエムスリーグループの医療分野における知見やノウハウを活かし、医療事業を展開する会社として2019年1月に設立された。

2019年の12月よりLINEで直接医師に相談できる「健康相談サービス」の提供を開始、病院に行く前の不安や自宅でのセルフケアなどについて相談され、相談リクエスト数は、累計で30万件を突破しているという。

また、医薬品のグローバルリーディングカンパニーであるノバルティスは、革新的な科学とデジタルテクノロジーを駆使し、医療ニーズの高い領域で変革をもたらす治療法の開発を行っている。革新的な新薬やジェネリック医薬品など、幅広い分野の製品を世界150か国以上で販売している。

今回、LINEヘルスケアとノバルティスは、疾患啓発におけるデジタルソリューションの構築を目的として、循環器代謝疾患において、パートナーシップ契約を締結。

同契約においては、ノバルティスがソリューション構築に必要な循環器代謝疾患に関する専門知識や医療上のニーズに関する情報をLINEヘルスケアに提供し、LINEヘルスケアはこれらの情報に基づいて具体的なソリューションを開発、運用していく予定であるとのことだ。

まずは、離れて暮らす家族の健康を見守るサービスを提供。このサービスは、家族など複数人で作成されているLINEグループに該当のアカウントを追加し、グループメンバーの健康状態を見守るサービス。

このアカウントから定期的に健康状態をチェックする通知が届き、該当の情報をボタンで回答しグループメンバーにシェアすることも可能であるという。

対話を継続することで、コロナ禍でなかなか会うことの出来ない家族との間でも日々の健康に関する情報の共有が可能になるとのことだ。