博報堂は、若者とシニアという両極の世代の対話を通じて、未来の社会に向けた新たな視点を発見し、企業活動における“未来解”を生み出すオンライン対話型ワークショッププログラム「両極会議」の提供を開始することを発表した。
両極会議は、若者の意識を研究し新たな暮らしの兆しとその可能性を探求する「若者研究所」と、シニア世代の消費行動やライフタイルを研究する「新大人研」という二つの研究組織の知見とネットワークを掛け合わせて、若者とシニアの対話を通じて新しい視点やインサイトを発見するワークショッププログラム。
企業において課題となるテーマを若者とシニアに投げかけ、両世代がテーマについてオンライン上でじっくり対話し意見をぶつけ合うことで、無意識に抱いていたお互いの考えが引き出され、新たな視点や世代間の接合点が浮かび上がってくるという。
トレンドに敏感で常に新しいものを取り入れる若者と、様々な経験を重ねてきたシニアの両極の世代の共通点や相違点を明確化し、両世代のインサイトを深く掘り下げ、分析することで、世代を問わず未来の社会に向けた新たな視点や機会を見つけていくとのことだ。
そして、それらの視点を、企業の実際の事業活動における“未来解”としてブラッシュアップし、具体的な新商品・サービスや事業の開発に活かしていくとしている。
対話に参加する「若者」は10代後半~20代、「シニア」は60代以降の人。
なお同プログラムは、博報堂の専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」のコンサルタントが設計・進行を行い、両世代のインサイトから未来における新しい視点や機会を見出していく。
両極会議は、当面の間、WEB会議システムを活用しオンラインで実施される。
博報堂は今後も、「生活者発想」の理念のもと、未来の社会に新たな価値を生み、企業の持続的な成長を支援していく方針を示している。