アシックス、スタートアップ企業との事業連携推進プログラムの募集開始

アシックスは、スタートアップ企業との事業連携推進プログラム「ASICS Accelerator Program(アシックス・アクセラレーター・プログラム)」の募集を新たに開始したと発表した。

同プログラムは、アシックスおよびアシックス・ベンチャーズが連携して運営する。

スタートアップ企業からの公募型プログラムは、欧州を中心に過去2回開催した「TENKAN-TEN(テンカンテン)」、日本を中心に昨年行った「ASICS Accelerator Program」に続き、今回が4回目となる。

プログラムの募集テーマは、アシックスの創業哲学「健全な身体に健全な精神があれかし」を表す「Sound Mind, Sound Body(サウンドマインド・サウンドボディ)」。

アシックスの将来ありたい姿を長期的な視点で表した「VISION2030」に基づき、同社のテクノロジーとブランド力を生かして、より広い視野で人々の心身の健康と豊かなライフスタイルの実現に貢献するプロダクト、サービスのアイデアを募集し、ともに新たな価値を創造することを目指すとしている。

10月13日から11月16日にかけて参加企業を募集し、一次選考(書類)と二次選考(面接)を経て、DEMO DAY(デモデイ)に参加する企業を選定。選定企業は、DEMO DAYまでの期間中に同社のメンター社員と議論を重ね、事業連携プランの完成度を高めるという。

なお、DEMO DAYは来年2月に実施予定で、各社のプレゼンテーションをアシックスの経営陣が審査し、最終的に事業連携を行う企業を採択する。その後、実証実験等を実施し、採択された企業とともに事業連携プランの実現を目指すとのことだ。

昨年実施した「ASICS Accelerator Program」では、2020年の商機に貢献するような商品、サービス、コンテンツなどのアイデアをスタートアップ企業から募り、テストマーケティングを実行する協業案を4件採択。

最優秀賞を受賞しノーニューフォークスタジオとは、ランナーの足運びの変化をリアルタイムでフィードバックするスマートシューズ「EVORIDE ORPHE(エボライド オルフェ)」を共同開発。

同製品については、2020年7月から先行予約販売を開始しているほか、12月からはアシックスの一部直営店およびアシックスオンラインストアでの販売を計画しているとのことだ。

今後も同社グループとの連携によって価値創造が期待できるスタートアップ企業を発掘し、新たな事業開発を行うことで、一層の持続的成長をはかっていくとしている。

ASICS Accelerator Programの概要は以下。

プログラム名:ASICS Accelerator Program
募集期間:2020年10月13日から2020年11月16日
募集テーマ:「Sound Mind, Sound Body」
アシックスの将来ありたい姿を長期的な視点で表した「VISION2030」に基づき、アシックスのテクノロジーとブランド力を生かして、より広い視野で人々の心身の健康と豊かなライフスタイルの実現に貢献するプロダクト、サービスのアイデア
例)コロナ禍でのスポーツ/健康をサポートするアイデア
  アスリートが競技に集中できる環境をサポートするアイデア など
募集対象:設立からおおよそ10年以内で、応募時点で法人登記が完了しており、プロダクトサービスが完了、またはサービス開発の目処が立っている企業

なお、10月26日18時30分よりCIC TokyoおよびVenture Café Tokyoにて、スタートアップ企業向けに同プログラムに関する説明会を実施予定。詳細および申込方法は確定し次第、ASICS Accelerator Program公式ウェブサイト内で告知するとしている。

アシックスは、スポーツ・ライブエンターテイメント分野においてCIC Tokyoとパートナーシップを結んでいる。今後、CIC Tokyoとの連携を通じてスタートアップ企業とのネットワークを拡大し、新たな価値創造を目指すとしている。

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