PRマーケティング事業を行うベイニッチは、東京在住の25~69歳のベンチャー・中小企業経営者108名を対象に「ベンチャー・中小企業経営者のSDGs導入」に関する調査を実施し、その結果を公表した。

  • 約6割のベンチャー・中小企業が「SDGsに取り組んでいない」現状
  • SDGsに取り組んでいない企業のうち、約4割が「興味あり」と回答
  • SDGsへの取り組みに興味を持った理由第1位「持続可能なビジネスモデルの必要性の高まり」70.4%
  • SDGsへの取り組み検討者、約6割が「事業の安定化」を期待
  • 一方、「自社にあった目標が分からない」や「人員的に取り組む余裕がない」の声
  • SDGs17の目標のうち、4割が「7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」と最も関心高く

約6割のベンチャー・中小企業が「SDGsに取り組んでいない」現状

「あなたのお勤め先の、SDGsへの取り組み状況を教えてください。」(n=108)と質問したところ、「取り組んでいる」が27.8%、「取り組んでいない」が63.9%という回答となった。

SDGsに取り組んでいない企業のうち、約4割が「興味あり」と回答

Q1で「取り組んでいない」と回答した人に「あなたのお勤め先では、SDGsへの取り組みに興味はありますか?」(n=69)と質問したところ、「非常に興味がある」が7.2%、「少し興味がある」が31.9%という結果になった。

また、「あまり興味がない」が34.8%、「全く興味がない」は26.1%になった。

SDGsへの取り組みに興味を持った理由第1位「持続可能なビジネスモデルの必要性の高まり」70.4%

Q2で「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した人に「SDGsへの取り組みに興味を持った理由はなんですか?(複数回答)」(n=27)と質問したところ、「持続可能なビジネスモデルの必要性の高まり」が70.4%、「近年のSDGsへの注目度の高まり」が48.1%という結果になった。

その他、「コロナ禍での経営の見直し」が33.3%、「コロナ禍での人々の意識変化」が22.2%という回答になった。

SDGsへの取り組み検討者、約6割が「事業の安定化」を期待

Q2で「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した人に「企業がSDGsへの取り組みを検討する上で期待することはなんですか?(複数回答)」(n=27)と質問したところ、「事業の安定化」が59.3%、「新しい事業への参入」が37.0%、「企業イメージの向上」が37.0%という回答になった。

一方、「自社にあった目標が分からない」や「人員的に取り組む余裕がない」の声

Q2で「非常に興味がある」「少し興味がある」と回答した人に「SDGsへの取り組みを導入するに至らない理由はなんですか?(複数回答)」(n=27)と質問したところ、「自社にあった目標が分からない」が44.4%、「人員的に取り組む余裕がない」が44.4%、「何から始めて良いか分からない」が40.7%という結果になった。

SDGs17の目標のうち、4割が「7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」と最も関心高く

Q2で「取り組んでいる」と回答した方=人に「SDGs17の目標のうち、自社で取り組んでいるものはどの目標に該当しますか?(複数回答)」(n=30)と質問したところ、「7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」が40.0%、「1. 貧困をなくそう」「3. すべての人に健康と福祉を」「4. 質の高い教育をみんなに」「5. ジェンダー平等を実現しよう」が同率で36.7%という回答となった。

<調査概要>
調査概要:「ベンチャー・中小企業経営者のSDGs導入」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020年10月2日〜同年10月5日
有効回答:25~69歳のベンチャー・中小企業経営者 108人