エムティーアイは、同社が企画・開発した母子手帳アプリ「母子モ」が提供する、自治体の子育て関連事業のオンライン化支援サービス「母子モ 子育てDX」の「オンライン相談サービス」が、佐賀県嬉野市にて導入され10月12日より運用を開始すると発表した。

母子モ 子育てDXは、ICT活用し自治体の子育て事業のオンライン化を支援することで、環境の変化に合わせた新たな子育て支援の仕組みづくりや、より便利で安心・安全な子育環境の実現をサポートするサービス。

また、母子モを活用したオンライン相談サービスは、助産師、保健師などの専門職と、妊産婦相談・育児相談・幼児相談などをオンラインで実施できるサービスとなっている。

嬉野市では、夫婦の年齢層や経済的な理由によっては、自家用車を所有できず、相談機関へ出向く交通手段がなかったり、感染リスクを恐れ家庭訪問が難しいケースも多く、子育て世帯への新たなサポート方法を模索していた。

そのような状況のなか、SNSの活用が日常化しているパパママ世代に使いやすく、気軽に相談ができる母子モのオンライン相談を、訪問・相談事業に活用することが決定。

これにより、コロナ禍で対面でのサポートが難しくなっている家庭へのフォローが可能になるという。

母子モを通して助産師や保健師との面談日を確定し、当日はビデオ会議システムを利用して、スムーズにオンラインによる相談が実施できる。

場所の制約なく、子育てに関する悩みを気軽に相談することができ、子育て世帯がより便利で安心できるサービスを提供し、子育てしやすい環境づくりに貢献するとのことだ。