いままさに、私たちの「仕事」を取り巻く環境は、大きく変化している。
新しい生活様式が浸透したことでテレワーク勤務が普及し、都会の朝から満員電車の風景は消えた。その結果、自由な働き方をしていたフリーランスだけでなく、企業に勤める会社員であっても働く場所、時間、その方法など、仕事を行うための選択肢が増えてきている。
特に日常で見かける光景として、カフェで仕事を行うビジネスパーソンが多くなった。
ビジネスパーソンにとってカフェとはどのような存在だろうか。ある人にとっては憩いの場であり、ある人にとっては何故か集中できる仕事場、という場合もあるだろう。いずれにしても、美味しい飲み物と共に自分の時間のクオリティを高めてくれる存在であると言える。
一方で、最近では「突然のリモート会議でカフェを探すも混雑していてなかなか座れない」「周囲の話し声などで相手の音声が聞こえづらくなる」「仕事をする環境を整えたいが、オフィスで飲めるペットボトルや缶コーヒーでは満足できない」といった方もいるのではないだろうか。
そのような状況の中、ジョージアが「カフェを持ち歩こう。」というコンセプトを掲げた新商品「ジョージア ロースタリー ブラック」を発売した。
「カフェを持ち歩こう。」とはどのようなことなのだろうか。
今回の記事では、新しい働き方を実践する、とあるフリーランス編集者の1日を通して、「ジョージア ロースタリー ブラック」が提案する新しいカフェのかたちを紹介する。
普段、カフェを利用する人もそうでない人も、新しい働き方により生まれた新たなカフェ体験をぜひ疑似体験してもらいたい。
働き方に寄り添う「ジョージア ロースタリー ブラック」 編集者の1日から見る魅力
【AM 8:30】
10月のとある日の午前8時半、有名チェーンのカフェでコーヒーを買うために列に並んでいた。10人ほどの列にはマスクをしたサラリーマンやOLが眠そうな目をこすりながらスマートフォンに視線を落とし、静かにレジの順番を待っている。
そういえば、今年になってからこのカフェに並ぶ人が増えた。遠隔で授業を受けている大学生のほか、リモートワークをしている会社員も朝からカフェを使うようになったからだ。いつもなら落ち着いた気持ちで並ぶのだが、今日は違った。30分後の9時から取引先の会議室で新規プロジェクトの打ち合わせがあるのだ。
「困ったな。このまま待っていたらあと15分は掛かりそうだ。ミーティングに間に合いそうに無い。仕方ない、コンビニの缶コーヒーで我慢しよう」
社会人になってから日課として飲み始めたコーヒーには、それなりのこだわりがある。外出している時は必ず自分が決めているお気に入りのカフェで飲むし、自宅にいれば、豆から挽いたコーヒーの香りがはっきりしているブラックを好んで飲む。 カフェの前に停めておいたマウンテンバイクにまたがり、取引先が入っているビルの近くのコンビニまでペダルを漕いだ。
【AM 8:45】
通勤のピークは既に過ぎているようで、コンビニ内は比較的空いていた。時間の余裕もないため、飲料コーナーへ真っ先に向かう。
朝に飲むのはいつもブラックコーヒーと決めている。今日はどのブラックコーヒーを飲もうか。最近では様々な種類のコーヒー飲料が発売されているが、なるべく製法やクオリティにこだわったものを選びたいと思っている。
その時、近くに並べられたあるブラックコーヒーにふと目を奪われた。 小さく可愛らしいミニサイズのペットボトルを包む、ブルーグレーのスタイリッシュなパッケージ。製品名は、「ジョージア ロースタリー ブラック」。普段選ぶことが多いジョージアブランド、「今日はこれが自分に合うかも」と新しい選択肢を入れてみようと思い、手に取ってみる。
「今までのジョージアのイメージとはだいぶ違うけど、どんな味か気になるから試しに買ってみるか」
コンビニを出てまず一口飲む。ローストされたコーヒー特有の香味の中にほのかな豆の甘みも含まれていて、ブラックなのにとても飲みやすい。パッケージの雰囲気も爽やかさを演出してくれる。
「これはカフェで飲むコーヒーと同じくらい美味しいのでは……?」
と、そんな気分に浸っていたら打ち合わせも時間も迫ってきていたので、小型ペットを素早くリュックにしまい、急いで会議室へ向かう。
【10:00】
この日の打ち合わせは、11月から始まる新しい企画のアイデア出しを目的とした会議。プロジェクト主担当のメンバーと付箋をホワイトボードにアイデアを貼っていく。
普段ならカフェでテイクアウトしたカップを会議室に持ち込むのは、匂いや倒れる心配があるので、会議室には持ち込まないようにしていた。だがいま手元にある「ジョージア ロースタリー ブラック」はペットボトルなのでその心配はない。倒れても溢れることはないし、そのうえ、資料を広げる際にも邪魔になりにくい。
普段の会議の際にも、気軽にブラックコーヒーを飲めることはリフレッシュにもなる。
結局この会議ではいくつか出たアイデアの中から企画の大枠の方向性が決まり、来週からまた具体的に仕事が進むこととなった。会議室から出たときには「ジョージア ロースタリー ブラック」の容器はカラになっていた。
次の打ち合わせは、16時から常駐している取引先企業で軽い打ち合わせがある。その時間までは、外で作業をすることにしよう。
場所を問わない「カフェ体験」。新たな働き方を充実させる1杯
【12:00】
ランチは常駐先企業の近くでイタリアンの店に入った。コーヒーセットを注文しようと思ったが、あとでカフェに行くことを考え、パスタを単品で注文した。
食事後は、打ち合わせまで3時間ほど仕事をしながら過ごせそうなカフェを検索してみる。どうやらこの辺りには2軒しか電源のあるカフェはないようだ。しかも、そのうちの1軒は座席数が少ない。作業に必要な時間を過ごすには一方の店を選択した方がいいだろう。
自転車で10分ほどの場所にそのカフェはあった。座席数100席程度の店内。時刻は14時10分まえ。ランチタイムのピークを過ぎているにも関わらず、店の中は朝と同じく学生やOL、サラリーマンで混み合っていた。
「ここで席が空くまで待つのは時間がもったいないし、かと言って近所の小さな喫茶店は電源がないうえに、紙巻きたばこの匂いが好きではないからあそこに行くのは気が進まない……PCのバッテリーもあと30%ほどだ。カフェに行かなくても美味しいコーヒーを飲みながら仕事がしたい……」
その時ふと、あるアイデアが浮かんだ。今朝飲んだ「ジョージア ロースタリー ブラック」は、まさしくカフェのコーヒーのような味だった。
これまではオフィスで飲むコーヒーと言えば、インスタントコーヒーしか選択肢がなかった。しかし、「ジョージア ロースタリー ブラック」があれば、オフィスでもカフェのような美味しいコーヒーを味わうことができる。 常駐先オフィスの近くにあるコンビニで「ジョージア ロースタリー ブラック」を再び手に取り、自転車に乗ってオフィスへと向かった。
【14:30】
オフィスの中は基本的にはワンフロアでフリーアドレスなので、その日の気分によって自分で自由に席を決めることができる。
窓際のお気に入りの席に着き、ふうと息をつきながら「ジョージア ロースタリー ブラック」を一口飲む。もしかしたらカフェのコーヒーよりも好みかもしれない。それにオフィスでコーヒーを飲むのも案外悪くない。昼時のカフェのように周囲がガヤガヤしていないし、チェアもPC作業に特化しているから作業に集中できる環境が整っている。これは新しい発見だ。
それから1時間くらい作業をし、思ったよりも早く仕事が片付きそうなので、「ジョージア ロースタリー ブラック」の製品情報について簡単に調べてみた。製品ページには以下のような特徴が書かれていた。
●スペシャルティコーヒー専門店「猿田彦珈琲」が監修
●深いローストの香味がありながら、雑味のないすっきりとした後味
●原料のコーヒー豆は、ブラジル産最高等級のコーヒー豆を100%使用し、ジョージア独自のロースト技術「極深煎り焙煎」により、コクと苦みのある最も深煎りのイタリアンローストに仕上げた
●コーヒー豆を加圧しながら低温で抽出する「バリスタハンド製法」で、豊かな香味を引き出している
どれも納得の一杯だと感じる。そんな「ジョージア ロースタリー ブラック」を飲んでいる自分にちょっとした満足感がある。
【17:30】
会議の後は、自宅近くで契約しているコワーキングスペースに移動して作業をする。
自宅は駅から比較的遠い場所にあり、自分が飲みたいと思うカフェのコーヒーがなかなか手に入らなかった。しかし、今日は新しく出会った「ジョージア ロースタリー ブラック」があるので、すぐに仕事に取り掛かることができる。
今から明日締め切りの原稿に取り掛かる予定だ。誰にも邪魔されず、ただ自分の仕事を静かに積み上げる。洗練された空間に、洗練されたブルーのデザインがマッチしていて、心穏やかに集中できる。視界も穏やかだ。
【18:30】
原稿を執筆していると新しく始まる案件の担当ライターとのオンラインで打ち合わせを急遽することになった。新しい生活様式が始まってからというもののオンラインでの会議も頻繁に実施され、こういったことも少なくない。
ライターとMTGが始まると「あれ? 今日はオシャレなコーヒーを飲んでますね!」と珍しそうに言った。普段はコワーキングスペースに備え付けられている紙コップコーヒーを仕方なく飲むことが多いが、たまにはそんなことを言われると嬉しい気持ちになる。
そんな会話をきっかけに、働き方について意見を交換した。 これまではカフェやオフィスの場所などの条件によって、自分のワークスタイルやライフスタイルを合わせざるを得なかった。だが、新しい働き方や柔軟な価値観が生まれてきたことで、自分を中心として最適な環境やアイテムをカスタムすることができるようになった。
新しい時代の変化を楽しむための相棒
ずっと当たり前だと思っていたものが、当たり前でなくなる。そうした変化に人は行動を躊躇してしまうことがある。だが、これからの変化が激しい時代において、世の中の価値観が変わっていく瞬間をも楽しめる人が、この先の時代を生き抜いていく条件の一つとなるのではないだろうか。
自分の仕事のパフォーマンスが最大限出せるような場所と条件を探し出す。それがこれから新しい働き方を実践していく上で大切なことなのかもしれないと思った。
カフェは立ち寄る時代から、持ち歩く時代へ。時代や働き方が変化しても、働く人の想いは変わらない。
これからジョージアが打ち出すこの新しいコンセプトは我々のワークスタイリングをさらに充実させてくれるものになるだろう。
「ジョージア ロースタリー ブラック」は2020年10月12日(月)より全国で発売開始。また、“カフェを持ち歩こう。”をコンセプトにしたTVCMも全国で放映予定している。 今回は編集者の1日を通したシーンを紹介したが、様々な職種や働き方をするビジネスパーソンにとっても「ジョージア ロースタリー ブラック」は良きパートナーとなるだろう。
文:花岡郁
写真:西村克也