大日本印刷(DNP)は、日本包装技術協会が主催する「2020日本パッケージングコンテスト(第42回)」において、最高賞であるジャパンスター賞の「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞した。

日本パッケージングコンテストは、時代と社会の要請に対応した、生活文化に優れたパッケージおよびその技術の開発普及に資することを目的としたコンテスト。

今回受賞した経済産業省産業技術環境局長賞は、容器包装・包装資材として優れている中で、容器包装廃棄物の排出抑制のための3R(Reduce、Reuse、Recycle)の取り組みがなされ、環境適合化への努力が最も優れているものに与えられる賞。

今回、DNPが開発した、リサイクルのしやすさに配慮しながらも高いバリア性を持つ単一素材(モノマテリアル)のパッケージを使った、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングの紅茶ブランド「リプトン」シリーズの製品「リプトン ボタニックティー」および「リプトン キープ&チャージ」が入賞対象となった。

ポリプロピレンの単一素材を使用したDNPモノマテリアル包材は、DNPが培ってきたコンバーティング技術などを活かし、アルミ箔を使わずに酸素や水蒸気に対する高いバリア性を保持した製品。

モノマテリアルのためリサイクルに適しているほか、内容物の充填後もバリア性を維持できるため長期保存に適しているという。

また、製造や廃棄の工程でのCO₂排出量の削減など、環境課題の解決に貢献するとのことだ。