Twitterは、米大統領選で誤情報が拡散されるのを防ぐため、リツイートをする際に手順を増やし、より慎重な検討を促すことを発表した。

具体的には、リツイートをする際に、ユーザー自身のコメントを追加する画面が現れる。

これによって、単にリツイートをしたい人にとっては余分な手間であるが、そのツイートを拡散する理由を考えるだけでなく、人々が会話に自分の考え、反応、視点を追加する可能性を高めることを願っているという。

この機能は、10月20日から少なくとも米国における選挙週の終わりまで、グローバルに導入するとのこと。現地時間10月9日より、Twitter.comでこの変更のテストの開始予定としている。

また、フォローしていない人からの「いいね」や「フォロー」のおすすめがタイムラインに表示されないようにし、これらのツイートの通知を送信しないようにしたという。

これらの推奨事項は、フォローしていない外部からの関連するツイートを見るのに役立つ方法であるが、「思慮深いツイートのために必要なこと」であるとし、通知や表示をしないとしている。

さらに、米国のトレンドには、その用語がトレンドになっている理由を表す、または要約した説明ツイートまたは記事があるツイートのみを「ForYou」タブに表示するという。

これは、米国のみに対応し、多くのツイートについて十分な情報に基づいて理解を深めることができ、誤解を招く情報が広まる可能性を減らすことができるとしている。

Twitter社は、選挙を保護するために絶えず取り組んでいるとし、すでに米国大統領選挙に焦点を当てたチームの規模を拡大しているという。選挙の夜とその後の日にTwitterで発生する可能性のある問題に迅速に対応するために必要なスタッフを配置しているとのことだ。