東京ガスは、フィリピン共和国のファーストジェン(以下、FGEN)と相互協力契約を締結したと発表した。

両社は、2018年12月5日に共同開発契約を締結し、ルソン島南部・バタンガス市におけるLNG基地の検討を進めてきたが、同契約を締結し、最速で2022年後半のLNG導入を目標に、FSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備を搭載した船)を活用できる浮体式LNG基地の建設を進めていくとのことだ。

なお、同契約は、両社が共同で既存の桟橋を多目的桟橋へ改修し、陸上のガス受入設備の建設を含む、浮体式LNG基地の建設、運営、メンテナンスを行うことを規定するもの。

東京ガスは、建設・運営費用の20%を負担し、FGENと協力して事業化を目指して取り組んでいくとし、フィリピン共和国のエネルギー省から2020年9月23日に浮体式LNG基地建設に必要な許認可を受けているとのことだ。