凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATHは、電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」において、掲載したチラシデータからおすすめ商品などを選択することで、簡単に動画チラシを作成、Shufoo!上で配信できるサービス「Shufoo!動画チラシ(仮)」を開発、サービス商品化に向けて実証実験を実施したと発表した。
この検証結果をもとに、同サービスは全国の小売・流通企業に向けて2021年春に提供開始する予定としている。
流通小売企業は、管理画面から投稿したチラシをもとにピックアップしたい商品部分を選択し、テンプレートをあてはめるだけで10~30秒程度の動画を作成できる。
作成した動画はShufoo!アプリ上にチラシ一覧の上部に掲載され、動画部分をタップすると、その店舗の詳細ページ(店舗が投稿したチラシなどのコンテンツ、営業時間や電話番号などが掲載されているページ)に遷移できる。
訴求度の高い動画を利用することで、店舗が発信するコンテンツの閲覧に繋げられ、通常のチラシ閲覧だけではない店舗とユーザーのコミュニケーションの深化に繋げられるとのことだ。
今回の実証実験を踏まえて「Shufoo!動画チラシ(仮)」の正式商品化を進め、2021年春に流通小売業、外食・サービス企業を中心に提供を開始する予定とし、2023年度までに3万店舗の導入を目指すとしている。
ONE COMPATHでは、企業ビジョンに掲げる“ワンマイル・イノベーション・カンパニー”として、今後も身の回りのワンマイルを大事にするサービス展開を図っていくとのことだ。