JR東日本、2050年度のCO₂排出量「実質ゼロ」に挑戦へ 水素シャトルバスも運行

JR東日本

JR東日本は、グループ経営ビジョン「変革2027」において、「ESG経営の実践」を経営の柱として掲げ、2050年度の鉄道事業におけるCO₂排出量「実質ゼロ」を目指す環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ2050」を2020年5月に公表した。

今回、さらに「ゼロカーボン・チャレンジ2050」をJR東日本グループ全体の目標とし、グループ一体となって2050年度のCO₂排出量「実質ゼロ」に挑戦すると発表した。

これにより、「脱炭素社会」への貢献とともに、環境優位性のさらなる向上とサスティナブルな社会の実現を目指すという。

同社の環境長期目標「ゼロカーボン・チャレンジ2050」では、将来にわたり環境優位性を向上し、社会に新たな価値を創造する企業グループであり続けるために、2050年度のCO₂排出量「実質ゼロ」をJR東日本グループ全体の長期目標に設定。

目標達成に向けた取組みを通じ、脱炭素社会実現に貢献するという。

具体的には、JR東日本が有するエネルギーネットワークのほかグループの事業運営におけるさまざまなフェイズで、新たな技術の導入や再生可能エネルギーの開発推進、水素社会の実現に向けた挑戦などを積極的に進めていくとのことだ。

また、水素社会の実現に向けて、「WATERS takeshiba」のまちびらきに合わせ浜松町駅周辺エリアで燃料電池バス(JR竹芝 水素シャトルバス)の運行を開始。

燃料電池バスには期間限定デザインをラッピングし、同日、出発式セレモニーを開催するとしている。運航計画は以下。

運行期間:2020年10月24日~2021年3月31日
乗車料金:無料
運行ルート:東京駅丸の内南口~ウォーターズ竹芝~日の出ふ頭~東京ポートシティ竹芝を循環
運行本数:平日1本/時間、土日祝日2本/時間

なおセレモニーは、10月24日10時から東京駅丸の内南口付近にて開催されるという。

車体のデザイン・特徴は、「水」をイメージした青いデザイン。2台のうち1台は、「SDGsデザイン」、もう1台には「ゼロカーボン・チャレンジ2050デザイン」を期間限定でラッピングするとのことだ。

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