サントリーMONOZUKURIエキスパートは、サントリーグループの新しい配送拠点「福岡アイランドシティ配送センター」を10月13日から本格稼働すると発表した。
入出荷業務や配送ルートなどの最適化を図り、環境負荷の低減や物流現場での働き方改革に取り組むとしている。
人手不足、配送量の増加、働き方改革への取り組みなど、物流をとりまく環境は大きく変化しており、持続可能な物流の実現は、重要な課題の1つとなっている。
同社は、これまでも、物流効率の向上や、先端技術を活用した業務の自動化・省力化などのスマートロジスティクスを推進し、労働負荷の軽減、環境負荷の低減などに取り組んできたとのことだ。
今回、「福岡アイランドシティ配送センター」の本格稼働により、九州の17倉庫を8倉庫に統合。配送ルートの最適化を図ることで、車両の移動距離や倉庫での待機時間の削減につながり、環境負荷低減を推進するとしている。
同センターは大型倉庫で保管容量も大きく、今後の人口増加も見込まれる福岡市および近郊の配送量の増加にも対応できるとのことだ。
なお同社は、同センターの設計を担う福岡地所と、運営を担う臼杵運送の九州の2企業と共に、「働く人に優しいデザイン」を実現。
これまで多数の商業施設などの開発・設計に携わってきた福岡地所(株)のノウハウを活かした、物流現場で働く従業員の心身リフレッシュにつながる休憩室「オーシャンラウンジ」の設置や、時間に余裕を持って出荷準備に取り組めるスペースの確保などにより、働きやすい環境を整えたとのことだ。
サントリーグループは、今後も持続可能な物流の実現に向けて、物流最適化・環境負荷低減・働き方改革の推進などのさらなる取り組みを、パートナー企業と連携を深めながら進めていくとしている。