新生銀行およびアプラスは、在留外国人向けに金融・サービスの提供を行う3PLATZとの間で、ネオバンク・プラットフォーム「BANKIT(R)」(バンキット)の提供について、業務提携に関する基本合意書を締結している。

また、3PLATZは、BANKIT(R)を活用した自社アプリ「Choy-San」によるサービス提供を、開始すると発表した。

BANKIT(R)は、資金移動業および前払式支払手段発行業の登録があるアプラスが事業主体となり、新生銀行グループが有する決済、為替および与信機能などの金融サービスを、カフェテリア形式でパートナー企業に提供するもの。

パートナー企業は、金融ライセンス取得などにかかる手間や費用をかけず、自社の顧客に対して、金融サービスを提供することが可能となる。

また、BANKIT(R)では、ロゴやアプリデザイン等の軽微なアプリ改修により、パートナー企業の自社アプリとして使用数流「ホワイトラベル型」と、パートナー企業の既存アプリとBANKIT(R)をAPI接続して金融サービスを提供する「API接続型」の、二つの展開パターンを設けている。

3PLATZは、BANKIT(R)を活用し作製した「Choy-Sanアプリ」を通じて、在日外国人に対し、バーチャルVisaプリペイドカードを始めとするBANKIT(R)が提供する各種金融サービスのほか、仕事紹介・外国人専用保険・オンライン教育・海外送金などに関する生活応援情報を提供していくという。

今回、ホワイトラベル型でのアプリ導入を図ることで、サービス構想から提供までを約3か月間で実現し多とのことだ。今後、BANKIT(R)が提供する予定のペイロールや海外送金サービス機能についても追加していく予定としている。

新生銀行グループでは、中期経営戦略において、「価値共創による成長追求」を基本戦略の一つとしている。

BANKIT(R)のサービス提供を通じて、新生銀行グループが保有する金融ライセンスや金融・決済システムを活用し、顧客基盤を有するパートナー企業やFintech企業と協業しながら、次世代に必要となる金融・決済サービスを開発し、新たな金融体験を提供していくのことだ。