JR東日本では、サービスの向上、交流人口の増加や地域活性化を目的として、新幹線の速度向上による所要時間の短縮に取り組んでいるという。
今回、東北新幹線盛岡~新青森間の速度向上の計画概要がまとまったことを発表した。
これに伴い、2020年10月より、騒音対策などの必要な設備整備の工事に着手するとのことだ。
また、2018年5月に発表した、新幹線上野~大宮間の埼玉県内での速度向上に必要な騒音対策などの地上設備工事が完了することから、同区間の最高速度を130km/hに引き上げるとのことだ。
盛岡~新青森間については、最高速度が現行260km/hから320km/hとなり、所要時間の短縮は最大5分程度であるという。主な地上設備工事の概要は、吸音板の設置や防音壁のかさ上げ、トンネル緩衝工の延伸などを予定。
2020年10月からおおむね7年程度の工事を予定しており、具体的な速度向上開始時期、ダイヤなどについては、決まり次第発表するとしている。
上野~大宮間の速度向上の概要は、最高速度が上野~大宮間の埼玉県内で現行110km/h から130km/hに。所要時間の短縮は最大1分程度とのことだ。
なお、130km/hへの最高速度引き上げによるダイヤの変更については、2021年春を予定しており、詳細については、決まり次第発表となる。