凸版印刷、DMの封入物を電子化する「デジフラ™」提供開始 重要書類のみをWeb確認可能に

凸版印刷は、紙での印刷・送付が主流であるDM(ダイレクトメール)の封入物を電子化、WEBサイト上で簡単に閲覧ができるサービス「デジフラ™」の販売を開始すると発表した。

同サービスは、本来DMに封入されていた各種書類(例:クレジットカード送付DMであれば約款、総合ガイド、優待サービスガイドなど)をデジタル化し、WEBサイト上での閲覧を可能にするシステム。

凸版印刷のデジタルブック配信サービス「iCata®(アイカタ)」を活用し、数百パターンの封入物を一元管理できると同時に、封入パターンのデータからURLを生成、DMの宛名台紙などにQRコードを印刷する。

ユーザーはQRコードをスマホ等で読み取り後、告知情報にアクセスでき、DM内の封入物が減ることで、重要な情報や重要度の高い書類のみを確認できるという。

また、従来は郵便料金等の制約で同封出来なかった書類もデジタル化によって配信可能なため、ユーザーに提供できる情報も増やすことができるとのことだ。

加えて、デジタルチャネルへの誘因により、他の電子化サービスと合わせた包括的なWEBサービス構築が可能。

例えばWEB サイト上の電子化された印刷物を閲覧する際、アプリ登録やMyページへの登録、WEB明細登録(クレジットカードの場合)、追加機能の申し込みをしてもらうなど、ユーザー接点の拡大にも対応するという。

カードの券種ごとに封入パターンの振り分けができ、ユーザーの属性に応じた細分化に対応するとのことだ。

さらに、 紙印刷物からデジタルブックへの置き換えをすることで、郵送物の軽量化を実現。印刷物製造コストと郵送コストの同時削減が可能。デジタル化を推進するとともに、紙印刷物の削減により、環境への配慮を実現するという。

これまでユーザーはDM内の多くの書類に目を通す必要があったが、同サービスは重要度の高い書類のみを封入、その他の書類はデジタル化することで、ユーザーは重要な情報を素早く取得することができ、また同時に、発送元は各種書類の優先順位を明確にすることができるようになるという。

これにより、ユーザビリティ向上を実現するとともに、封入物を減らすことに伴う郵送費削減、DMツール制作におけるコスト削減・業務効率化につなげ、さらなるデジタル化を促進するとのことだ。

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