NTTドコモ・ベンチャーズ（以下、NDV）は、同社が運用するファンドを通じて、音声解析AI搭載型のクラウドIP電話サービス「MiiTel（ミーテル）」を提供するRevCommに出資を行ったと発表した。

RevCommは“コミュニケーションを再発明し、人が人を想う社会を創る”をミッションに、クラウドIP電話サービスMiiTelを提供。

このMiiTelは、電話営業やコールセンター業務における通話内容をAIが解析し、都度フィードバックすることで、コミュニケーションを可視化し応対品質の向上に寄与するIP電話サービス。

MiiTelは、音声解析AIによって、全ての会話内容を自動録音・自動文字起こしをし、データ化。さらに、営業・応対における会話のラリーの回数や話す量・聞く量、会話のジャンル、声の高低・遅速等などの詳細項目と、電話応対全体の評価を定量的にフィードバックするとのことだ。

これらを活用することで、担当者は自身の電話営業や顧客対応に関する評価を把握し、自ら改善することが可能となる。

マネージャーに関しては、担当者ごとの対応品質を把握できるため、担当者へのより具体的なアドバイスが可能になるとしている。

また、録音された通話内容は、詳細に分類されると共に、社内データとの連携やアーカイブとしての蓄積が可能。これにより、営業だけでなく社員教育やコンプライアンス目的など、多方面で幅広く活用されているとのことだ。

現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景とした企業の非対面による営業活動の重要性が増す中で、MiiTelへの需要は今後更に高まると期待され、MiiTelをはじめRevCommの提供するサービスおよびテクノロジーは、NTTグループで展開するBPOソリューションやワークイノベーションに関する取組みとの親和性が高いことから、今回の出資に至ったという。

今後も、NDVは、RevCommとNTTグループとの連携を支援することで、新たな価値創造に向けた取り組みを進めていくとしている。