ワークマン既存店663店とWORKMAN Plus222店の計885店を全国に展開するワークマンは10月16日に新コンセプトStore 「#ワークマン女子」 を横浜桜木町駅前のコレットマーレにオープンすると発表した。
開店に先立ち10月14日、15日の両日、TV、マスコミ、専門誌、同社アンバサダーに限定して「密」にならない内覧会を実施。
「#ワークマン女子」店の特徴は、ワークマン初の「女性客」主体の店舗であること、SNSとリアル店舗の一体化を図るConnected Storeで、店舗からSNS発信ができること、インスタ世代顧客の取り込みであるとしている。
ワークマン初の女性客主体の店舗に関しては、「#ワークマン女子」店の売場面積はこれまでのショッピングモール店の1.5~2倍の452㎡あり、路面店を含めて同社の最大級の売場面積を持つ旗艦店となるという。
同店の売場構成は女性専用売場40%、男女兼用のユニセックス20%、男性専用40%で、これまでのモール店に比べ女性専用売場を2.5倍に拡大。女性が購入できる60%の売場を店舗の前面に出して、入り口からは女性マネキンとメルヘン調の動画スポットが目立つようにし、内装も女性受けするものに。
男性売場は奥の方にやや「控えめに」配置するため、店舗入り口から見ると完全に「女性専用店」に見えるとのことだ。
これまでのワークマン店とWORKMAN Plus店は男性的な店舗で、女性がやや「肩身の狭い思い」をしていたと同社は言う。
同店舗では、主客を入れ替え、逆に男性が入り口付近では多少「居心地」が悪く感じる場合もあるとのことだ。もともとコレットマーレは女性客とファミリー客が多いので、インスタ世代女性客と一緒に若い男性客が来店する。
なお、初年度売上目標は女性向け売上55%と男性向け45%の構成で、4億5千万円としている。
同店は、実験店舗であるが、あと数店をモールに出店して反応をチェック。その中で同社の主力の路面店で女性売場を今後どう展開するかを模索するとのことだ。
また、店名に「#」を付けた意味は、リアル店舗でありながらSNSと「Connected」されているためであるとしている。
購入品や試着品を着て、店舗からSNS発信できるスポットを多数設けており、店舗の前面にあるアンバサダーコーナーでは、YouTuber・Blogger・Instagrammerである同社アンバサダーの提案を「丸呑み」して開発した人気の新製品を陳列。
このコーナーにあるPOPのQRコードからアンバサダーの製品紹介の投稿を見ることができ、商品説明をアンバサダーに肩代わりして貰うという「Connected」な発想になっているとのことだ。
なお、「#ワークマン女子」店の目的は、これまで全く来店のなかった高感度なインスタ世代の女性を同社路面店に送客すること。現在、路面店では女性客が増えているが、年齢層的には35歳以上がほとんどであるという。
同店の出店を機に、既存路面店の女性売場も少し拡張するとしている。