InstagramのDMとMessengerが統合可能に 自身のセルフィ―でスタンプ作成なども

Facebook社は、Instagram DMのアップデートとして、Messenger機能の追加を発表した。

メッセージは、Instagramに導入されて以来、大きな進歩を遂げたという。同社では、ビジネスの成長に伴いメッセージはどのように進化すべきかを問い続けてきた。

現在、Facebookが提供するアプリだけでも、毎日1,000億通を超えるメッセージが友達や家族の間でやり取りされており、最近では、友達とのやり取りにビデオ通話が使われ、言葉で表しにくいことを伝えるためにミームやGIFが使われ、つながり続けるために面白い写真やボイスノートが共有されているとのことだ。

こうしたプライベートな環境でのコミュニケーションはますます増え、10億人を超える人がMessengerを利用して、家族や友達と何かをシェアしたり、やり取りしたり、自分の考えを伝えているという。

今回、こうした背景を踏まえて、Messengerの最も便利な機能の一部をInstagramに導入。ユーザーは、利用しているアプリを意識する必要なく、メッセージのやり取りを快適に行えるようになるとのことだ。

また、新機能のアップデートは、今すぐ行うかどうかを選択できるとしている。

同社の調査によると、米国のメッセージアプリユーザーの5人に4人は、こうしたアプリで多くの時間を費やして友達や家族とつながることが重要だと考えているという。

ところが、3人に1人は、どのアプリでチャットしていたかを思い出すのに苦労したことがあるといい、今回のアップデートにより、友達や家族とつながることがさらに簡単になるとしている。

また、友達との距離をさらに縮める新機能が、10個以上追加される。「セルフィースタンプ」は、Boomerang、絵文字、セルフィーをユニークな方法で組み合わせたものとなっており、会話の返信に使うことができるとのことだ。

Watch Togetherでは、ビデオ通話中、IGTVで人気の動画を友達と一緒に視聴が可能。「消えるメッセージモード」では、見た後にメッセージが消えるように設定できるという。

なお、前述の通り今回の主な変更点は、MessengerアプリとInstagramアプリとの間でシームレスにやり取りが可能になったことであるとし、新たにアプリをダウンロードする必要はないとのことだ。

また、メッセージや通話のリクエストを、チャットやメッセージリクエストなど、どこで受信するかも設定でき、リクエストを受信しないように設定することも可能。

以下がInstagramのメッセージに搭載されるすべての機能となる。

また、今回の変更では、プライバシー管理のための選択を行えるようになった。メッセージリクエストが、チャットリストやメッセージリクエストのフォルダに送信されるかどうかや、そもそもメッセージリクエストを受信するかどうかなどを選択できるという。

また、不審なアクティビティを報告するツールや、不審な相手を複数のアプリでブロックしてメッセージや着信を防ぐためのツールも用意されたとのことだ。

InstagramとMessengerのこれらの新機能は、一部の国で導入された後に、数か月にわたってグローバルに展開される。

今回のアップデートを皮切りに、複数のFacebookアプリを使って友達や家族とつながりやすくするための更新を続けていくとし、同社は、今後もユーザーが楽しくつながるための機能を取り入れていくとのことだ。

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