DMMが運営する、モノづくり施設を中心とした事業課題解決型プラットフォーム「DMM.make AKIBA」は、スタートアップ、起業家、クリエイターの支援を目的としたインセプションプログラム「スタートライン」の提供を10月1日より開始することを発表した。

DMM.make AKIBAは、約5億円を投資し揃えたハードウェア開発用機材と、技術やビジネス面でサポートするスタッフ、24時間利用可能なコワーキング施設を備えた、新たなモノづくりやビジネスに挑戦するイノベーターを支援する事業課題解決型プラットフォーム。

現在スタートアップ150社を含む600社、4,000名以上の会員が活動しているという。

2014年の開設当時から、数多くのプレシード期・シード期(起業前または起業直後)のスタートアップや新たな創作を始めたばかりのクリエイターが活動しており、時にはDMM.make AKIBAでの出会いから新たなビジネスやプロダクトが生まれることもあったとのことだ。

また、同プラットフォームでは、これまでにも学生を中心とした若手のチームに対し、一定期間無料で施設を利用できる制度を設けるなど、様々な活動を通じてモノづくりに挑戦する人を応援してきた。

しかし、6年に渡って会員の活動を目の当たりにしてきた同社は、日本国内におけるスタートアップ、特に起業初期の企業やクリエイターへの支援がまだまだ不足していると感じているとしている。

そこで、DMM.make AKIBAは新たにインセプションプログラムとして「スタートライン」を始動。

同プログラムが未来のモノづくりやビジネスをリードする挑戦者たちの“スタート地点”となることを願っているとのことだ。

同プログラムにて採択された個人または団体は、機材を取り揃えたモノづくりの拠点「Studio」とフリーアドレスで使用できるビジネスの拠点「Base」を利用できるプラン「Base Plus」の会員費、機材のトレーニング費などが免除される。

さらに、会員の他、スポンサー、地方自治体、国内外のパートナー機関、ベンチャーキャピタルなどを含むDMM.make AKIBAのコミュニティに参加することが可能となる。採択者にはコミュニティマネージャーとのオンライン相談窓口が設けられ、困ったことがあればいつでも相談することができるとのことだ。

応募資格は、採択時に設定した各自の目標を達成する意欲のある起業前後のスタートアップ 、起業家、学生チーム、クリエイター、アーティスト。

採択の可否は特設Webページより必要項目を記入し応募、DMMの担当者との面談を通じ随時決定されるという。