朝日新聞社で新規事業開発・研究にあたるメディアラボの研究チームは、自動要約生成API「TSUNA」のサービス提供を本格開始したと発表した。
朝日新聞社に蓄積された大量の記事データを活用したこの技術は、すでに社内で実用化されており、新幹線などの速報テロップ向けに提供している短文要約の作成業務を約90分から1分へと短縮している。
また、注目記事を拡散するツイート文の作成を支援するなど、業務の効率化に活用されているという。
同サービスでは、独自のスタイル転移技術により「見出し」「短文」などのスタイル別に、その特徴を再現した要約を生成するという。
例えば「速報テロップ向け短文スタイル」を指定すると「だ、である調でニュースの要点をまとめた短文約50文字」を生成。
また「モバイルニュースアプリ向け見出しスタイル」を指定すると「体言止めの見出し約13文字」を生成するとのことだ。