セゾン自動車火災は、耳や言葉の不自由な人を対象に、事故発生・対応時の連絡ならびに契約関連の問い合わせにおける「手話・筆談通訳サービス」の提供を開始すると発表した。
セゾン自動車火災は、ブランドメッセージに掲げる「お客さま一人ひとりに納得感をもって選んでいただける保険会社」を目指し、「お客さま本位の業務運営方針」を定めているという。
同方針にもとづき、2020年3月には、目の不自由な人や高齢者の利便性向上を目的に、ユーザー向けの一部の郵送物に「音声コード Uni-Voice(ユニボイス)」を導入。
また、2020年6月に「聴覚障害者等による電話の利用の円滑化に関する法律」が公布されたことを受け、耳の不自由な人などの電話による意思疎通を手話等により仲介するサービスに対する企業への社会的ニーズがさらに高まることが見込まれているとのことだ。
こうした背景を受け、同社では、事故の連絡や契約関連の問い合わせ等において「手話・筆談通訳サービス」を導入し、幅広いユーザーのニーズに応えることで、利便性の高いサービスの提供を目指すとしている。
手話・筆談通訳サービスの概要は、耳や言葉の不自由なユーザーから、事故発生・対応時の連絡や契約手続きに関する問合せがあった際、手話・筆談通訳サービスのオペレーターがユーザーに代わって同社へ電話し、ユーザーと同社オペレーターの間にたつことで、双方の発話内容を手話または筆談で通訳するとのことだ。
なお、通訳センターは同社が委託しているプラスヴォイスが管理・運営するとしている。
セゾン自動車火災は、今後も、幅広いニーズに応え、ユーザーがさらに簡単・便利に利用できるサービスを検討していくという。また、今後もサービスの開発・改善を通じ、持続可能な社会の実現に貢献できるよう努めるとのことだ。