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パナソニック、スポーツマネジメント事業を強化・拡大へ新体制発足

パナソニックは、コーポレートで保有するスポーツチームを持続可能な事業にするため、10月1日付でスポーツマネジメント推進室を専任組織としてコーポレート直轄下に設立し、企業スポーツの運営を強化すると発表した。

同組織の取り組みを加速させることで、パナソニック全社として中長期視点でスポーツマネジメントに関連する事業の拡大を目指すという。

パナソニックはプロサッカーチームのガンバ大阪をはじめバレーボールやラグビーなど、さまざまなスポーツチームの運営について主体的に携わっている。

COVID-19拡大の影響によってあらゆるスポーツイベントが中止を余儀なくされているが、7月からサッカー(Jリーグ)が再開し、今後はバレーボール(Vリーグ)やラグビー(トップリーグ)のシーズン開幕を控え、さまざまなスポーツの活動が感染症対策を行いながら再始動している。

このような社会課題を抱えながら、バレーボールやラグビーにおいて持続可能で自律的な活動を目指して新リーグ発足などが検討されている。

こういった背景を受け、パナソニックは10月よりスポーツマネジメント事業を強化していくことを決定したとのことだ。

メインスポンサーを務めるガンバ大阪における9つの獲得タイトル数はJリーグ2位、またバレーボールの29という獲得タイトル数はVリーグ最多、ラグビーも9つの獲得タイトル数は国内トップクラスと好成績を誇っている。

これまでパナソニックは、ガンバ大阪と連携したデジタルマーケティングによる集客力の向上などで成果を上げてきたが、バレーボールやラグビーなどの企業スポーツに対しては運営型事業を十分に展開できていなかった。

今回の組織発足により、新リーグ発足を控えているバレーボールとラグビーの運営型事業を強化するとともに、それに付随するコンテンツ・サービス型の事業も展開していくとのことだ。

バレーボールでは10月のシーズン開幕に向けて新たにファンクラブを設立し、コアファンとの接点を強化するとともに、Webサイトでの興行チケット販売やグッズ販売も強化していくという。

ラグビーは、同様の取り組みに加えて、2021年8月に埼玉県熊谷市に新たな拠点を設置し活動を強化。また、自社で培った興行やデジタルマーケティングのノウハウを他チームや業界にも横展開していくことで、スポーツ業界の発展にも貢献するとしている。

これにあわせて、これまでコーポレートとカンパニーで個別に発信を行っていたスポーツチームのホームページを見直し、パナソニックスポーツ総合サイトを新たに開設するとのことだ。

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