「Pepper」が来店客の体温を1秒で測定 マスク着用の有無も同時に検知

ソフトバンクロボティクスは、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の法人向けモデル「Pepper for Biz 3.0」を用いた新たなソリューション「サーマルパック」の提供を開始すると発表した。

サーマルPepper パックは、Pepper本体を含むPepper for Biz 3.0のサービスとサーマルカメラ、そして発熱検知用のアプリケーションがセットになったパッケージソリューション。

Pepperが外部サーマルカメラと連携して、1秒以内で来店客の顔表面温度を測定し、その測定結果と事前に設定した温度のしきい値に応じて、Pepperが来店客に注意喚起などの声掛けを行うという。

発熱者を検知した際は従業員などへメールで通知を行うほか、当該発熱者の画像をメールに添付することも可能なため対象者の確認も容易で、早急な対応につながるとのことだ。

また、来店客のマスク着用の有無を検知し、未着用の方にはPepperから着用を促す声掛けをすることも可能。

これまで従業員が対応していた「来店客の感知」「発熱検知」「検知結果に合わせた声掛け」などを、非接触かつワンストップで実施することができるようになるとのことだ。

また、Pepper for Biz 3.0の契約者向けには、Pepper本体を除いたサーマルカメラと発熱検知用アプリケーションのセット「サーマルカメラ for Pepper」を提供する。これにより、現在利用中のPepperでサーマルPepper パックと同様の非接触型発熱検知などの対応が可能になるという。

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