丸井グループは、カフェなどの店舗においてマイボトルに給水ができる、月額制サービス「Q-SUI(キュースイ)」の実証実験をスタートしたと発表した。
Q-SUIは、ウェブサイトの専用ページで加盟店を検索し、好きな店舗でマイボトルに給水ができる月額550円(税込み)のサービス。
給水スポットとして登録されているカフェなどの店舗で、浄水フィルターを通した水道水やフルーツウォーターなどが給水でき、また、利用によって削減できたペットボトルの本数を見える化できるサービスであるという。
サービス名の「Q-SUI」には、良質(Quality)な水をすばやく(Quickly)汲めて、地球を“救”うための“給水”サービス、という意味が込められているとのことだ。
同社グループは、将来世代を含めた、すべての人が「しあわせ」を感じられる社会の実現に向け、地球と共存するサステナブルな取り組みを進めており、Q-SUIもその取り組みの一つであるとしている。
また、一人ひとりがほんの少し習慣を変えることで、環境問題に対し大きなインパクトを与えることができる行動として注目したのが「マイボトル生活」。
外出先でのどが渇くと、当たり前のようにペットボトルを購入するが、その時欲しかったのは飲料であってペットボトルではなかったはずであるとし、この気づきから、マイボトル生活を続けられるサービスを提案することで、不要なペットボトルを減らすサポートができるのではないかと考えたという。
なお、同社グループが行ったアンケートでは、約8割の人がマイボトルを所有しているにもかかわらず、そのうちの約6割の方は日常的に使用していないことがわかり、理由にはマイボトルが「荷物になる」「重い」「外出先で給水できない」などが挙げられたとしている。
そこで同サービスでは、「必要な時に必要な量だけ安全な水を得られる仕組み」を提供し、より多くのユーザーが「マイボトル生活」を楽しめるサービスとして発案。
同社グループは今後も、ユーザーと共に、楽しみながら環境負担低減につながるサービスを創出し、地球と共存するサステナブルな取り組みを進めていくとしている。