楽天は、運営するクチコミ就職情報サイト「楽天みん就」において、2022年卒業予定の学生を対象に調査した「インターンシップ人気企業ランキング」および「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」を発表した。

  • 「インターンシップ人気企業ランキング」結果概要 (総合トップ20)
  • 「 IT業界インターンシップランキング」結果概要 (総合トップ20)

「インターンシップ人気企業ランキング」(総合トップ20)

「インターンシップ人気企業ランキング」総合ランキングでは、昨年に続いてニトリが1位を獲得する結果となった。

毎年ユニークな体験型プログラムを提供している同社は、志望理由別ランキングの「企業担当者のイメージが良い」でも1位を獲得しているという。

プログラムの内容だけでなく、学生への親しみやすい対応も、多くの支持を得る要因の一つとなっているようだと同社は述べている。

2位以降は、昨今のコロナ禍において学生の志向が変化した影響か、昨年と比べて順位変動が顕著にあらわれ、18位のソニー(昨年:80位)や23位の任天堂(昨年:105位)が大きく躍進し、ゲーム需要の高まりが作用したとしている。

また、テレワーク環境の整備に積極的なNTTデータ(昨年:18位、今年:4位)やこのような情勢において新卒採用人数の増加を決めたアイリスオーヤマ(昨年:87位、今年:27位)が順位を上げていることからも、学生がインターンシップを選ぶ基準に、新型コロナウイルス拡大の影響が反映されていることが読み取れるという。

一方で新卒採用をストップした全日本空輸(ANA)(昨年:2位、今年:14位)や日本航空(JAL)(昨年:3位、今年:15位)は、共にランクダウンとなった。

「 IT業界インターンシップランキング」(総合トップ20)

「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」総合ランキングでは、NTTデータが昨年3位から順位を上げ、1位を獲得する結果に。

上位10位をみると、昨年と比較して、コロナ禍の今年においても大きな順位変動はない結果となった。

一方、大幅なランクアップが目立ったNTTコムウェア(昨年:45位、今年:26位)や日立ソリューションズ(昨年:86位、今年:31位)は、テーマ別に用意されたエンジニア向けのプログラムなど、実施内容に工夫をしており、志望理由別ランキングでは「プログラムを通じてスキルが身に付きそう」においても、NTTコムウェアは1位、日立ソリューションズは5位にランクインした。

「IT 業界に興味を持っている、もしくは志望している理由は?」というアンケートでは「IT など専門スキルが身に付きそう」を挙げる声が多く、インターンシップを通じてスキルアップを図りたいというニーズが高まっている中、プログラムの内容に趣向を凝らした企業が支持を得ているようだと同社は述べている。

<調査概要>
調査主体: 楽天みん就
調査期間: 4月8日~7月31日
調査対象: 2022年卒業予定登録学生会員
有効回答人数: 「インターンシップ人気企業ランキング」1,129人
「IT業界インターンシップ人気企業ランキング」433人
調査方法: 「楽天みん就」上での WEB アンケートおよび、「楽天みん就」主催のオンラインイベント「みん就 LIVE」での WEBアンケート