大日本印刷(以下、DNP)とセキュリティ診断・コンサルティングサービスを手がけるブロードバンドセキュリティ(以下、BBSec)は、資本業務提携をして情報セキュリティ事業分野において両社の事業競争力の強化・拡大を目指すことを発表した。

今回の提携では、両社の技術力と営業力を組み合わせ、企業が導入しているソフトウェアに対する対応のほか、テレワークなどにより新たに導入したクラウドやモバイル環境などのネットワークにおける脆弱性診断事業を強化するとともに、脆弱性対策のコンサルティングや製品・サービスを提供するという。

また、情報セキュリティに関する高度な技術を持ち、サイバー攻撃に対応するCSIRTなどセキュリティ人材の育成事業におけるプログラムの拡充とオンライン講座の開設など新型コロナウィルスの感染拡大防止に対応し、遠隔地にある企業・団体でも受講しやすいプログラムを提供。

国内外のセキュリティ対策に関する製品・サービスの調査と評価、グローバルなセキュリティインシデント情報や、その他の情報の収集と分析等を行うセキュリティ・ラボを開設し、顧客に対する最新情報を提供するとのことだ。

両社は今回の資本業務提携により、新型コロナウィルスを契機に変化したワークスタイルやライフスタイルに潜む新たなセキュリティリスクに対応した新しいセキュリティサービスを共同で開発していくとしている。